美容室の競争率は年々増加しており、2021年には美容室の数が約25万4,422軒を突破しました。つまり、美容室は競争率が高い業界のひとつです。
一方、WebやSNS等を利用して情報発信を行い、集客を目指している美容室は少ないです。そのため、これからSNSを利用し、情報発信を行うことで競争率の高い業界で自店舗の集客を有利に進めていくことができます。
しかし、実際にSNSを活用して集客を目指そうとしてもどのように取り組んでいいのかわからない方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回はSNSがWeb集客方法として効果的な理由や美容室におすすめのSNS運用方法、成功させるためのコツ、コンテンツ例などをご紹介しますので、集客に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
目次
Web集客方法としてSNSが効果的な3つの理由
Web集客方法としてSNSは非常に効果的な手段のひとつです。具体的に効果的な理由を3つご紹介します。
SNSから検索するユーザーに美容室をアピールできる
SNS内で検索するユーザーにご自身が経営する美容室を知ってもらうことができます。
従来においては、GoogleやYahoo!などのオーガニック検索で知りたい情報を収集するのが一般的でした。その理由は、情報発信する場所が検索エンジンに限られていたからです。しかし、現在はSNSの浸透により、SNS内で直接検索する人が増えています。例えば、Instagramで『ヘアスタイル』というワードで検索して、ヘアスタイルの写真をチェックするというような感じです。
SNS内の情報を検索する人が増えている理由は、リアルな口コミや話題性を把握できるからです。SNSでは、ユーザーがお店を利用した感想を述べていたり、商品の写真をアップしたりしているため、Webサイトよりも信頼性が高いと思う人もいます。
もし、美容室がSNS運用をすれば、SNS内の検索で自店舗のコンテンツを表示させることができます。つまり、SNS検索の集客に対応できるようになるため、集客効果を期待できるでしょう。
SNSユーザーと積極的に交流ができる
SNSは情報を一方的に発信するだけでなく、ユーザーと交流することもできます。
例えば、美容室が提供したコンテンツに対して『いいね』ボタンを押したり、コメントしたりすることが可能です。また、美容室側もコメントやDMを返信できます。Webサイトに比べてユーザーと交流しやすい仕組みを採用しているため、ユーザーとの信頼関係を構築しやすいです。
視覚的に情報を伝えられる
文字だけでなく、視覚的に情報を伝えられます。
SNSの種類によってメインになるコンテンツは異なりますが、画像や動画をアップすることが可能です。美容室がお店をアピールするとき、文字だけで表現することは難しいでしょう。それよりも画像や動画を使用してカットやカラー後の様子をアップしたほうがダイレクトに魅力を伝えられます。SNSには、視覚的に情報を伝えられる機能が搭載されているため、美容室がWeb集客の際に活用すべき理由のひとつです。
美容室におすすめのSNS運用方法
美容室におすすめのSNSは下記の4つです。
- TikTok
それぞれのSNSがなぜ美容室の集客におすすめなのかについて解説します。
公式サイト:https://www.instagram.com/
Instagramは美容室のWeb集客におすすめしたいSNSです。その理由は、メインコンテンツが画像や動画になるため、美容室の魅力をアピールしやすいからです。
また、Instagramにはビジネスプロフィール機能があります。プロアカウントに変更することで美容室の住所や電話番号などを登録することが可能です。そのほかにもお問い合わせ先やカテゴリラベルを表示させることができます。
写真や動画をメインにアップして美容室の魅力を伝えていきたいという方は、Instagramの利用がおすすめです。
公式サイト:https://www.facebook.com/
Facebookは、利用者数がトップクラスのSNSです。国内利用者数は、月間2,600万人にも達します。
Facebookはプロフィール欄にお店の情報を掲載することができます。また、最新メニューやキャンペーン情報も共有できるため、美容室が運用するSNSとして最適です。
Facebook利用者の年代別割合は、30代が45.7%、40代が41.4%となっており、比較的年齢層が高くなります。そのため、30代・40代をメインに集客したいという方はFacebookの利用がおすすめです。
公式サイト:https://twitter.com/
Twitterは、国内の利用者数4,500万人に達するSNSです。利用者数の年齢別割合は、10代が67.4%、20代が78.6%となっています。比較的若年層の利用者が多いイメージですが、幅広い世代で利用されているSNSです。
美容室がTwiterの運用を選択する場合、個人名でアカウント開設するのがおすすめです。ビジネスアカウントに対しては警戒心が高くなるため、イメージ通りの集客を得られない可能性があります。また、Instagramなどと比較するとメインコンテンツがテキストになるため、情報発信の難易度が高くなるかもしれません。
TikTok
公式サイト:https://www.tiktok.com/
TikTokは2017年にリリースされた比較的新しいSNSです。メインコンテンツは動画になります。10代など利用者が若年層中心です。そのため、若年層をターゲットにWeb集客したいという方におすすめのSNSになります。
美容室がSNS運用を成功させるための6つのコツ
美容室がSNSをはじめることは、大きな第一歩です。しかし、アカウントを開設するだけでは集客効果を得られません。
美容室がSNSで集客を成功させるためには、正しい運用が求められます。具体的に運用する際にどのようなコツがあるのかについて解説しますので、集客を成功させたいという人は、ぜひ参考にしてください。
プロフィール欄の情報を充実させる
美容室がSNSを運用する際は、はじめにプロフィール欄を充実させることが重要です。具体的には、下記のような情報を掲載するようにします。
- 店舗の基本情報
- お店の特徴や強み、ほかの店舗との違い
- 発信するコンテンツ内容について
- 問い合わせ・予約の動線
- キャンペーン情報など
プロフィール欄に何も書かれていないとどのようなアカウントなのかをユーザーが理解できません。発信するコンテンツだけでなく、プロフィール欄はかなり見られる部分です。空欄のままになっているともったいないので、できるだけ情報を記載するようにします。
また、あくまでも美容室のSNS運用は集客のためです。そのため、必ず問い合わせや予約までの動線を確保するようにしてください。
積極的に更新をする
SNSは定期的にコンテンツをアップすることが重要です。
更新頻度の少ないアカウントは、発信する機会が少なくなるため、フォロワー増加を見込むことができません。また、InstagramなどのSNSには、更新が少ないアカウントを紹介する機能があり、せっかくフォローを獲得していたとしても解除される可能性が高くなります。さらに、ユーザーの興味関心が薄まってしまうため、アカウント開設後に放置するのは好ましくありません。
美容室が集客効果のためにSNSを運用する場合、できる限り毎日投稿することが重要です。営業しながらSNSのコンテンツ制作をするのは難しいかもしれませんが、マーケティング活動として積極的に取り組むようにしましょう。
美容室に関連するコンテンツを発信する
SNSで情報を発信するときは、美容室に関連するコンテンツを採用するのがコツです。
美容室のアカウントでプライベートすぎる情報を発信すると、お店に集客したいターゲットを獲得することができません。例えば、美容室のアカウントで趣味の写真を公開すると、共通の趣味を持っている方はフォローしてくれる可能性はありますが、美容室を利用したい人からのフォローを得ることは難しいでしょう。
そのため、美容室のサービスなどに関連する情報を発信し、獲得したいターゲットを集客できるように配慮する必要があります。例えば、お店の様子やカット前と後のビフォーアフターなどが最適でしょう。
ターゲットの心に響く内容を掲載する
ターゲットを魅了する情報を発信するのがコツです。
どのような情報でも発信すれば、閲覧してくれるわけではありません。例えば、機械的にカットのビフォーアフターの写真を毎日投稿しても飽きてしまうユーザーはいます。そのため、ユーザーやフォロワーに喜ばれる内容をアップすることが重要です。
一例としては、美容室に関する豆知識が挙げられます。このようなコンテンツは、美容に興味がある人を魅了するため、喜ばれる内容のひとつです。また、割引クーポンを配布して通常よりも安い価格でサービスを利用できるようにするなども戦略になります。
ハッシュタグをうまく活用する
アカウント開設当初は、フォロワーが存在しないため、発信したコンテンツを検索されるように工夫しなければなりません。そこで活用できるのがハッシュタグです。
ハッシュタグのあとに任意のキーワードを入力することで、そのワードからの検索を得られるようになります。例えば、『#20代ヘアスタイル』というハッシュタグをつけて投稿すれば、ユーザーが20代ヘアスタイルと検索すると検索結果一覧に投稿した写真等が掲載されます。そのため、検索からうまく集客できるようになるのです。
ハッシュタグは、検索ボリュームによって下記の4つの種類に分類することができます。
- ビックワード(投稿数:10万件以上)
- ミドルワード(投稿数:1~10万件)
- スモールワード(投稿数:1,000~1件)
- ミニマムワード(投稿数:100~1,000件)
投稿数が多ければ多いほど、最新投稿の中ですぐに埋もれてしまったり、おすすめのコンテンツに掲載されづらかったりするので、対策難易度が高くなります。逆に、投稿数が少ないハッシュタグは、対策ハードルが低くなるのが一般的です。
SNSを利用している人が多い時間帯で投稿する
美容室がSNSで投稿する際は、時間帯を意識するのがコツです。
できる限り多くのユーザーがSNSを利用するタイミングで投稿するようにします。ユーザーの利用者数が多い時間帯は下記の通りです。
平日や休日で時間帯が異なるケースもあるため、その点も意識するようにしましょう。
SNSに掲載したいコンテンツ例5選
美容室のオーナー様の中には、SNSでどのようなコンテンツを掲載すればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか?最後に、具体的なコンテンツ掲載例を5つご紹介します。
カットやカラーの仕上がりを掲載する
1つ目のコンテンツ例は、カットやカラーの仕上がりの掲載です。
カットやカラー、パーマは美容室の代表的なサービスです。仕上がりを掲載することで、美容室を検討している人が予約した場合、どのような髪型になるのかイメージすることができます。また、技術も確認できるため、美容室がSNSを運用するなら掲載したい内容です。
ヘアアレンジやスタイリング動画をアップする
2つ目のコンテンツ例は、ヘアアレンジやスタイリング動画です。
SNSで需要の高い美容関連のコンテンツになります。ヘアアレンジやスタイリング動画はユーザーがそれを見て真似できるので、『いいね』を集めやすいです。また、ユーザーがこのお店でスタイリングをお願いしたいと思えば、集客につながります。
さらに、ヘアアレンジやスタイリングの動画が“バズる”ことで、拡散も期待することが可能です。より多くの人に見てもらえるためお店の宣伝効果にもつながるでしょう。
美容室の雰囲気がわかる写真を掲載する
3つ目のコンテンツ例は、美容室の雰囲気がわかる写真の掲載です。
はじめてお店を利用する顧客は、その美容室に対して警戒心を持ちやすくなります。一度もその美容室に通ったことがないため、店舗の雰囲気やスタッフの対応などをイメージしづらいからです。そのため、美容室がSNSで店舗内の雰囲気がわかる画像や動画をアップすることで、安心して通えるお店であることをアピールすることができます。
ヘアケア情報を掲載する
4つ目は、ヘアケア情報の掲載です。
多くの美容室はヘアケア情報に詳しく、その知識を知りたいと思っているユーザーも少なくないため、需要が高いコンテンツになります。例えば、シャンプーの選び方やトリートメントの効果などを伝えると、ユーザーの注目を集めることができるでしょう。
クーポンやキャンペーン情報は発信する
5つ目のコンテンツ例は、クーポンやキャンペーン情報の掲載です。
SNSでクーポンを配布すれば、集客につながります。また、クーポンを配布する代わりにフォローしてもらうことでフォロワーも増やすことができるでしょう。
クーポンやキャンペーン情報はユーザーに有益なため、ぜひ検討するのがおすすめです。
まとめ
今回は、美容室がSNS運用をする方法や成功するためのコツ、コンテンツ掲載例について解説しました。美容室は年々増加傾向にあり、競争も激化しているので、集客するためにSNSを活用するのがおすすめです。
しかし、美容室のオーナー様の中には、SNSの運用に悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか?例えば、「美容室の業務以外に時間を割くことができない」、「忙しいためSNSアカウントが放置されている」などです。もし、SNSの運用に悩みを抱えているなら、株式会社クラウドシードを利用してみませんか?
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