見出しタグは、ページの内容を読者が追いやすい順番に整理するために使います。SEOを意識する場合も、H2・H3の数や文字数を固定するより、見出しを読んだだけで次の段落に何が書かれているか分かることが重要です。見出しを増やしたり、検索語を繰り返したりするだけで順位が上がるものではありません。
見出しタグとは?H1・H2・H3の役割
HTMLの見出し要素は<h1>から<h6>まであります。記事では一般にH1をページ全体の主題、H2を大きな章、H3をその章の補足項目として使います。たとえば「システム保守会社を変更する方法」という記事なら、H2で変更前の確認事項、H3で契約・ソースコード・サーバーを分ける構成です。
見出しは本文を区切る目印であり、CSSで文字を大きくするだけの装飾とは異なります。WordPressでは投稿タイトルがH1として出力されるテーマもあります。本文に別のH1を追加する前に、公開ページの実際の見出し構造を確認します。
SEOのために見出しで優先したいこと
見出しと直後の内容を一致させる
「費用」と書いた見出しの下に費用の判断材料がない、「設定手順」と書いた見出しの下に概要だけがある、といった状態は読者の期待を外します。各見出しの直後で、その見出しが約束した疑問に答えてください。見出しだけで説明を完結させず、本文に必要な根拠や条件を置きます。
検索語より自然な説明を優先する
検索者が使う言葉を見出しに含めることは有用ですが、全見出しに同じキーワードを入れる必要はありません。「SEO 見出しタグ 設定 SEO」のような繰り返しより、「H2とH3の分け方」「見出しと本文の一致」のように、その章の内容がすぐ分かる言葉を選びます。
読みやすい章立てにする
H2が連続しても問題ありません。H3が必要になるのは、ひとつのH2の中で複数の独立した論点を整理したいときです。短い記事にH3を無理に増やす必要はありません。逆に長い段落が続き、読者が必要な箇所を探しにくいなら、見出しを追加します。
見出しの階層と数に固定のSEOルールはあるか
H2の下にH3、その下にH4という意味上の階層に沿うと、読者にも支援技術にも内容が伝わりやすくなります。途中でH2からH4へ飛ぶ構成は整理し直す方が読みやすい場合があります。ただし、階層を一度飛ばしただけでGoogle検索から除外される、必ず順位が下がる、といった規則ではありません。GoogleのSEOスターターガイドも、見出しを意味の順序にすることはスクリーンリーダーに有用だが、Google検索の観点では順序そのものを問題にしないと説明しています。
「H1は必ず1つ」「H2は何個まで」「見出しは30文字以内」といった一律のSEO上限もありません。ページの主題を明確にするためにH1を一つに整える運用は分かりやすいものの、複数あるだけでペナルティと断定しないでください。見出しが長くなる場合は、意味を残して簡潔にします。
見出しを設定する手順
- 検索者が知りたいことを、ページ全体の主題として一文にする。
- 答えるべき大きな論点をH2に並べる。概要から判断・手順・注意点へ進むなど、読者が追いやすい順番にする。
- 一つのH2内に別々の判断材料が複数ある場合だけH3を作る。
- 各見出しの直後に、対応する答えがあるか読み返す。
- 公開後のHTMLでH1〜H3の出力、目次リンク、スマホでの折り返しを確認する。
WordPressのブロックエディターでは見出しブロックを選び、H2・H3などのレベルを指定できます。テーマや目次プラグインによって出力が異なるため、編集画面ではなく公開ページのHTMLも確認してください。見出しを見た目だけで太字にしたり、段落を装飾目的でH2へ変えたりしないことが大切です。
タイトルタグとの違いと公開後の確認
本文のH1/H2と、HTMLの<title>は役割が異なります。H1はページを開いた読者が見る主見出しで、<title>は検索結果のタイトルリンクを作る材料の一つです。Googleは目立つ見出しもタイトルリンクの材料にするため、両者が別のテーマに見えるほど離れていないか確認します。詳しくはタイトルタグの書き方と検索結果の確認方法を参照してください。
Search Consoleでは、対象ページの表示回数、クリック、掲載順位と検索クエリを確認します。見出し変更だけの効果を短期間で断定せず、本文の追加や内部リンク変更も含めて記録します。検索結果の説明文が論点ならメタディスクリプションとスニペットの違いも合わせて確認してください。
まとめ
見出しは検索エンジン向けの文字数調整ではなく、読者が必要な答えへ進むための構造です。H1でページ全体、H2で主な論点、必要なときにH3で補足を整理し、本文との一致を公開ページで確かめてください。SEOだけでなく、サイト全体の情報設計や問い合わせ導線を見直す場合は、Web集客・サイト改善の相談内容も確認できます。実施範囲は現状に応じて判断します。