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ChatGPTの画像認識や画像生成などの最新機能をご紹介

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ChatGPTの画像認識や画像生成などの最新機能をご紹介

ChatGPTの画像認識や画像生成などの最新機能をご紹介

ChatGPTは、はじめてリリースされたときから徐々に進化を遂げており、最新のChatGPT-4.0を使用すれば、画像認識や画像生成、音声会話機能を利用することができます。

今までは、ChatGPTで文字を入力し、回答を求めるケースが一般的でした。例えば、『Webサイトでお問い合わせ機能を実装したいです。コードを提案してください。』や『〇〇について教えてください。』など言葉を入力して回答を求めていました。しかし、ChatGPT-4.0の新機能を利用すれば、文字だけでなく、画像や音声でChatGPTに回答を求めたり、画像を生成してもらえたりします。

今回は、多くの人に注目されているChatGPTの画像認識機能、画像生成機能、音声会話機能それぞれの概要やそれを使用するあたり覚えておきたい注意点について解説します。

目次

ChatGPTの画像認識機能について

Chat GPTの画像認識機能について

ChatGPTの画像認識機能とは、ChatGPTに画像を送信してその画像を読み取ってもらいニーズに合わせた回答を得られる機能のことです。文字認識だけでなく、視覚情報も取り入れることができるため、従来の使い方よりも幅が広がります。モバイルアプリからも利用でき、Webアプリケーション及びアプリから画像を送信することが可能です。

ChatGPTの画像認識は、日常生活で撮影する写真はもちろんのこと、画像にテキストが含まれているドキュメントまで認識することができます。テキストを認識するときと同じぐらいの精度を保有しているため、活用すればさらに利便性が向上するでしょう。

ChatGPTの画像生成機能について

Chat GPTの画像生成機能について

ChatGPTの画像生成機能とは、作成して欲しい文字を入力して送信するとChatGPTが画像を生成してくれる機能のことです。OpenAIは、画像生成AIである『DALL-E 3』を発表し、10月からChatGPT Plus及びエンタープライズ向けに提供されています。また、API経由とLabsでは2023年秋後半からリリースされる予定です。

DALL-E 3は、ChatGPTにネイティブで構築されています。そのため、テキストと同様に会話形式で自然に画像を生成できるような仕組みです。DALL-E 3は、DALL-E 2よりもプロンプトのニュアンスや詳細を理解することができます。また、会話中に創造したアイデアを適切な画像に変化することも可能です。

ChatGPTの画像生成機能は、暴力的なコンテンツなどは制限されているため、安心して利用することが可能です。また、政治家や著名人などを生成したプロパガンダなどへの悪用に関しても対策強化や安全性の向上を行っているため、利用者側以外への配慮もされています。

ChatGPTの音声会話機能について

Chat GPTの音声会話機能について

ChatGPTの音声会話機能は、その名の通り音声でChatGPTの利用を実現する機能のことです。text-to-speechモデルを搭載することによりテキストと数秒のサンプル音声で人間のような音声を生成することができるようになりました。また、ChatGPTの利用者は、WhisperというOpenAIが開発・提供している音声認識システムが使用されています。

ChatGPTに音声機能が搭載されたことによってまるで人間と会話をしているかのような対話型AIの利用が可能です。また、ChatGPTは音声を読み取るだけでなく、音声を出力することもできるため、生成されるテキストを確認せずに回答内容を知ることができます。これにより、ChatGPTの活用の幅がさらに広がるでしょう。

ChatGPT最新機能の活用事例6選

Chat GPT最新機能の活用事例6選

このように、ChatGPTにはさまざまな新機能が追加されました。それでは、実際にChatGPTの最新機能をどのように活用すればいいのでしょうか。具体的な活用例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

送信した画像の内容を細かく説明させる

1つ目の活用例は、送信した画像をChatGPTに細かく説明させることです。

画像の内容をChatGPTに説明させるという活用方法は、画像認識機能のもっとも一般的な使い方になります。実際に、画像をテキストで説明させることで、視覚障碍者を支援することが可能です。

また、現在は画像検索によって目的の画像を探す機会もありますが、画像検索にヒットさせるためには、その画像が何を表しているのかを細かく説明する必要があります。しかし、人間が画像一枚一枚を細かく説明する作業は非常に負担が大きいです。ChatGPTの画像認識機能を利用すれば、人間の代わりにChatGPTが画像の内容を説明してくれるため、作業時間短縮につながるでしょう。

画像からプログラムを生成してもらう

2つ目は、画像からプログラムを生成してもらうという活用例です。

ChatGPTはプログラミングに強い対話型AIとして知られています。そのため、普段からアイデアを伝えてChatGPTにプログラミングをお願いしている人も少なくないでしょう。しかし、作ってもらいたいプログラムによっては、言葉で説明することが難しいケースもあります。また、テキストではしっかりとChatGPTに伝えることができないため、意図とは違う回答を生成してしまうこともあるでしょう。このようなケースでは、画像認識を利用するのが便利です。

例えば、このシステムと同じプログラムを作りたい、このWebサイトと同じレイアウトを作成したいというときに、画像を撮影してそれを送信することで、同じようなプログラムやデザインのコードを生成してもらうことができます。言葉で伝えるよりも正確な回答を得られやすくなるのでおすすめです。

撮影した写真の詳細を教えてもらう

3つ目は、撮影した写真の詳細を教えてもらうという活用方法です。

現在は、インターネット等が普及しており、調べものが簡単にできるようになりました。例えば、もし言葉の意味がわからなかったら検索エンジンにその用語を入力して詳細を知ることができます。また、『駅までの道順を教えてもらう』、『悩みを解決するための情報を得る』ことなども可能です。

しかし、それはあくまでも文字に変換できるときだけです。もし、視覚情報しかない場合、それについて調べることは非常に大変な作業になります。例えば、道を歩いているときにお花を見つけてそのお花がどのような名前なのかを検索エンジンだけで調べることは難しいです。また、海外旅行中、有名な観光地を訪れたときに建物を見つけたがそれがどのような建物なのかがわからないこともあるでしょう。このような視覚情報しかない場合、視覚情報をうまくテキストに変換することができないと調べることができません。

しかし、ChatGPTの画像認識機能を利用すれば、視覚情報しかないときでもその場面を撮影してChatGPTに画像から説明してもらうことができます。そのため、インターネットを使用するよりもスムーズに調べものを行うことができるようになるでしょう。

デザインのアイデアを得る

4つ目は、デザインのアイデアを得るという活用方法です。

例えば、企業の中には商品開発のためにデザインを考えたり、ロゴを作成したりする機会は少なくありません。しかし、このときに、思い描いているアイデアはあるがそれを具体的なデザインとして表現できないというケースもあるでしょう。また、いくつかのデザイン候補の中から最適なものを選択し、それをベースにアレンジを付け加えていきたいという場合も多いです。そのようなときに、ChatGPTの画像生成機能を利用するのが便利です。

例えば、『起業を検討しています。30代女性向けの化粧品を販売する企業です。サービスに合ったロゴを提案してください。』というように、ChatGPTへ回答を求めることで、ロゴを提案してもらうことができます。自分の思い描くイメージを具体的な形にすることができるので、デザイン制作の効率を大幅にアップさせることができるでしょう。

音声会話機能を使って子どもへの読み聞かせ

5つ目は、音声会話機能を利用した子どもへの読み聞かせです。

ChatGPTの音声会話機能は、ユーザーから音声を読み取れるだけでなく、ChatGPTから音声で出力することもできます。そのため、子どもへの読み聞かせなどに活用することが可能です。例えば、ChatGPTでは桃太郎や花咲かじいさん、さるかに合戦などの読み聞かせをお願いすることができます。しかし、物語によっては、話の内容が違ったり、言葉が間違っていたりするので、日本で有名な物語が完全に網羅されているわけではありません。

また、ChatGPTの音声会話機能では、物語をアレンジしたものを読み聞かせすることが可能です。

イベントのスピーチ

6つ目は、イベントのスピーチです。

例えば、結婚式における新郎新婦へのメッセージなどに活用することができます。スピーチをする際は、本人が行えないという場面に遭遇するケースもあるため、そのようなときに活用すると便利です。

ChatGPTの最新機能を使う際の注意点

Chat GPTの最新機能を使う際の注意点

ChatGPTの画像認識や画像生成、音声会話などの最新機能を利用すれば、今までよりもChatGPTを活用できる幅が広がります。しかし、最新機能を利用する際もいくつかの注意点があるため、それを把握した上で活用するようにしてください。

画像認識機能で解析できない画像がある

1つ目の注意点は、画像認識機能で解析できない画像があるという点です。

ChatGPTの画像認識は非常に優れた性能が担保されていますが、すべての画像を認識できるわけではありません。例えば、画像の内容や背景情報を完璧に理解することは難しいため、特に専門的な画像に関してはChatGPTだけでなく、専門家の意見を参照するなどの対策が必要です。

言葉のニュアンスなどによって正確な情報を認識しない場合がある

2つ目の注意点は、言葉のニュアンスなどによって正確な情報を認識することが難しいケースがあるという点です。

ChatGPTへ話しかけるときはいつも無音な環境ではなく、背景ノイズがあるときも少なくありません。他人の会話が混ざったり、雑音がしていたりするときに話しかけるとうまく認識されないことがあるので、その点は注意が必要です。

個人情報の取り扱いには十分に注意する

3つ目の注意点は、個人情報の取り扱いには十分に注意することです。

ChatGPTの画像認識機能を利用する場合、手元にある画像をChatGPTへアップロードすることになります。基本的に、ChatGPTは対話型AIであり、ユーザーとの会話も学習するといわれています。万が一、画像の中に住所や顔、証明書などが含まれていると個人情報が漏洩してしまう恐れがあるため、非常に危険です。そのため、画像をアップロードする前に個人情報が含まれていないかどうかをしっかりと確認するようにしてください。

また、音声会話機能を利用するときも同様です。音声会話機能を利用する場合、実際にChatGPTへ話しかけます。文字を入力してChatGPTにメッセージを送信するとき、送信ボタンをクリックしてからその内容がChatGPTへ伝わります。一方、音声会話機能を利用する場合は、会話をした時点でChatGPTが音声会話の読み取りを開始するため、十分に注意して会話をしなければなりません。もし、間違えて個人情報などを話してしまうと、ChatGPTが学習してしまう心配があります。

また、会話をする場所によっては背景ノイズが入ってしまうというケースもあるでしょう。ChatGPTの音声会話機能を使用しているときに、ChatGPTがその周囲の会話を聞き取り、その中に個人情報が含まれると同様に個人情報の漏洩につながるため、その点も十分に注意する必要があります。

英語以外の言語や専門分野によって性能が制限される

4つ目は、英語以外の言語や専門分野によって性能が制限されるという点です。

ChatGPTの新機能は、英語に対して高い処理能力を持っています。しかし、ほかの言語に関しては、英語よりも劣るといわれています。また、高度な専門的内容は、正確ではない場合もあるため、専門的な内容の回答を得るときは、必ず専門家の意見も参照するようにしてください。

最新機能を利用するためにはChatGPT Plusの契約が必要

5つ目は、新機能を利用する場合、ChatGPT Plusの契約が必要であるという点です。

新機能を利用するためにはChatGPT-4.0を使用する必要があります。ChatGPT-4.0は、ChatGPT Plusを契約している人だけが利用できる大規模言語モデルです。

ChatGPT Plusは有料版のChatGPTであり、月額20ドルが必要となります。そのため、無料で画像認識や画像生成、音声会話機能を利用することはできませんので、その点は注意するようにしてください。

まとめ

今回は、ChatGPTの最新機能である画像認識や画像生成、音声会話機能について詳しく解説しました。最新機能を利用することで、テキストだけでなく画像や音声を扱えるようになるため、従来よりもChatGPTでできることがさらに増えます。しかし、最新機能の利用にはChatGPT Plusの契約が必要になるため、予算に合わせて活用するかどうか検討するようにしましょう。

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