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ローコード・ノーコードのAI開発ツールおすすめ7選

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ローコード・ノーコードのAI開発ツールおすすめ7選

ローコード・ノーコードのAI開発ツールおすすめ7選

現在、システム開発の手法は数多く存在しますが、特に注目を集めているのがローコード・ノーコード開発です。ローコード・ノーコードを活用したシステム開発は、専門的なスキルが必要ありません。そのため、非エンジニアでも開発に携われるというメリットがあります。 また、人間がすべてのプログラムを構築する必要がないので、エラーやバグが発生しづらいという点も特徴です。

このように、ローコード・ノーコード開発にはさまざまなメリットがありますが、現在は一般的なシステム開発だけでなく、AI開発にも活用することができます。ローコード・ノーコードを活用したAI開発ツールを使えば、一般の方でもAIを開発することができるので、魅力を感じる方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回はローコード・ノーコードを活用したおすすめのAI開発ツールをいくつかご紹介します。

目次

ローコード・ノーコードとは?改めて概要をチェック

ローコードとは、ベンダーなどからプラットフォームが提供されており、その中で開発を行うことで少ないプログラムでシステムを構築ができる開発手法のことです。簡単にいえば、ゼロベースで開発する必要がなく、開発者は少ないプログラムでシステムを構築していくことができます。一般的に、ローコードは再利用可能な機能構造を利用して開発を行う手法です。そのため、ノーコードに比べて拡張性が高く、それぞれのニーズに合わせてAI開発等を行うことができます。

一方、ノーコードはその名の通りコードを記述することなくAI開発等を行うことができる開発手法を意味します。基本的にノーコードの場合は、プログラムを一切記述する必要がなく、AI開発に専門的な知識は求められません。ローコードと同様に、ノーコード開発を行う際もベンダーが提供するプラットフォーム上でプログラムを構築します。ノーコードの場合は、はじめからテンプレートや機能が搭載されており、それを活用して開発を行うのが一般的です。ノーコードはローコードに比べて拡張性が低く、プラットフォーム上で提供されている機能だけを活用してAI開発を行います。

ローコード・ノーコードの詳しい違いやメリット・デメリットについては、『ローコードとノーコードの違いは?メリットも解説』を参照してください。

ローコード・ノーコードを活用したAI開発ツール7選

ローコード・ノーコードを活用したAI開発ツールをご紹介します。AI開発ツールを活用すれば、記述しなければならないプログラム量を少なくしてAI開発ができるので、興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

DataRobot

DataRobot

公式サイト:https://www.datarobot.com/jp/

DataRobotは、ノーコード開発でAIを構築することができるAI開発ツールです。ノーコードを活用したAI開発ツールであるため、一切プログラムを記述する必要がありません。

DataRobotは、提供されているプラットフォーム内で生成AIと予測AIに対応することができるノーコード開発ツールです。エンタープライズ向けの高度な監視機能や制御機能が搭載されているため、企業のビジネス価値創出をサポートしてくれます。また、AI環境やチーム、ワークフローを統合することができるため、これにより完全な可視化が実現可能です。

DataRobotは、ノーコードで表形式だけでなく、画像やさまざまなデータ形式に対応することができるようになっています。データサイエンス向けの高機能なAI開発ツールになっているため、AIの専門家にもおすすめです。

ADFI

ADFI

公式サイト:https://adfi.jp/ja/

ADFIは、画像の異常検知システムをノーコードで開発することができるAI開発ツールです。株式会社AIロボティクスによって開発・提供されています。

ADFIは、外観検査などの自動検査システム構築を支援するAIツールです。ノーコードで開発することができるため、AIに関する専門的な知識がないという方でもAIベースの異常検知や外観検査システムを短期間で構築することができます。実際に、ADFIを活用してAI開発をすれば、時間とコストを大幅に削減することが可能です。

ADFIは、クラウド上で異常検知のAI学習を行っているノーコード開発ツールです。AIはAPIとして提供されるため、開発者が機械学習用のサーバーを用意したり、エッジコンピュータを準備したりする必要がありません。つまり、サーバーレスで開発を進めることができるので、ゼロベースやローコードよりも手軽にAI開発をはじめることができます。

ADFIは、トライアルフリーのノーコード開発ツールになるため、AIのモデル開発とテストのみの場合、無料で利用することができます。しかし、APIを利用する際は費用がかかりますので、その点には注意するようにしてください。

また、プランによっても異なりますが、オンライン実行プランの場合は従量課金制となっているため、AI実行回数に応じて料金を支払います。そのため、実行回数が少ないときは、費用負担が大きくないので、その点もメリットであるといえるでしょう。

TeachableMachine

TeachableMachine

公式サイト:https://teachablemachine.withgoogle.com/

TeachableMachineは、Webサイトやアプリに使用する機械学習モデルをノーコードで開発することができるノーコード開発ツールです。Google社が開発・提供を行っており、無料で機能を試すこともできます。使い方は非常に簡単で、まずはコンピュータに必要な情報を収集させます。その後に、モデルをトレーニング・テストしたあとにエクスポートするだけです。そうすることで、Webサイトやアプリで構築した機械学習モデルを使用することができます。

TeachableMachineは、非常に柔軟性が高いノーコード開発ツールです。そのため、画像や音声、ポーズを学習させることもできます。特に、商品の仕分けを行うシステムや音声判定システム、ポーズ認識システムのAI構築に活用されることが多いです。ローコード開発ツールとは異なり、プログラミングやAIの知識が不要なノーコード開発ツールとなっているため、これからAI開発に挑戦してみたい方や音声データやポーズデータを活用した機械学習モデルを構築したいという方におすすめです。

【Power Platform】Copilot in Power Apps

【Power Platform】Copilot in Power Apps

公式サイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-apps

Power Appsは、Microsoft社が開発・提供しているローコードでアプリケーションの構築ができるAI開発ツールです。ローコード開発ツールとなっていますが、ITやAIに関する知識がほとんどないという方でも活用できるローコード開発ツールで、うまく活用すればスムーズにアプリケーションを構築することができます。

Power Appsは、Microsoft Power Platformの中に搭載されているサービスのひとつです。主に、ローコードでアプリ開発ができるツールとなっています。Power Appsのほかにもローコードでワークフローの自動化ができるPower Automateやデータベースの分析等が行えるPower BI、ノーコードでチャットボットを作成することができるPower Virtual Agentなどを提供しています。Power Apps以外のサービスに関してもノーコードやローコードで開発をすることが可能です。これらのサービスと組み合わせて開発することで、さまざまなAI開発をローコード・ノーコードで開発できます。また、幅広い業務に対応することができるようになるのでおすすめです。

Power Appsの開発者向けプランは無料で提供されています。具体的には、本番環境に移行する前に、3つの環境で無制限のアプリ構築、テスト等が可能です。また、Power Apps Premiumプランは月額2,500円で無制限のアプリ構築、最新化、デプロイ、実行することができるプランになります。

Dashcomb

Dashcomb

公式サイト:https://dashcomb.com/

Dashcombは、Webブラウザだけで業務アプリを開発することができるローコード開発ツールです。環境開発やデプロイが不要となっており、ローコード開発が可能なため、少ないプログラムで構築していくことができます。

Dashcombを活用すれば、UIコンポーネントをドラッグアンドドロップするだけで開発することができます。ノーコードのようにプログラム不要で画面作成をすることができるので、非エンジニアでも開発に携わることが可能です。

Dashcombは、企業が保有するデータをそのまま使用するという特徴を持つローコード開発ツールです。Dashcomb自体はデータを保有せず、バックエンドにリクエストを送信してデータの取得や保存を行います。これにより、企業は大切なデータをプラットフォーム側に預ける必要がなく、Dashcombがデータを覗き見することもないため、安全なセキュリティのもとでアプリ開発ができるでしょう。

特に、Dashcombは業務アプリをローコード開発で実現したい企業におすすめです。

Duet AI

Duet_AI

公式サイト:https://cloud.google.com/ai/duet-ai?hl=ja

Duet AIは、ローコード・ノーコードでGoogleのサービスからアプリを構築することができる生成AI機能です。厳密には、Googleが提供しているAppSheetというノーコードアプリ開発プラットフォームで提供されている機能を意味します。AppSheetはノーコードで素早くモバイルアプリやデスクトップアプリを構築することができるノーコード開発プラットフォームです。そして、その中のDuet AIを利用すれば、開発の自動化やアシスタントを行ってくれるため、ノーコード・ローコードでアプリ開発が可能になります。

Duet AIを使うことで、チャット上のやり取りだけでアプリ開発ができるようになります。そのため、コーディングはもちろんのこと、APIなどの知識も不要になるため、非エンジニアでも手軽にアプリ開発が可能です。

UMWELT

UMWELT

公式サイト:https://www.tryeting.jp/umwelt/

UMWELTは、ノーコードで簡単に分析や自動化ができるAI開発ツールです。需要予測や在庫管理、自動発注など、業務効率化に必要なAI予測を実現してくれます。

UMWELTには、機械学習が搭載されているため、ノーコードで学習を開始することができます。また、需要予測機能を利用すれば、過去のデータから需要を予測することが可能です。

ノーコード開発ツールになるため、エンジニアやデータサイエンティストが行う前処理やモデル構築が不要となり、プラットフォームによって自動化されます。非エンジニアでもAI予測ツールの構築が可能になるため、需要予測などにAIを活用したい企業におすすめのローコード開発ツールです。

ローコード・ノーコードを活用したAI開発ツールの注意点

ローコード・ノーコードを活用したAI開発ツールはいくつも存在しますが、実際に利用する場合、注意点を把握しておくのがおすすめです。具体的に、ローコード・ノーコードのAI開発ツールの注意すべきポイントを解説しますので、ぜひチェックしてみてください。

プログラミングが必要な場合もある

1つ目の注意点は、プログラミングがまったく不要ということではないという点です。

ノーコードのAI開発ツールの場合は、プログラミングが不要なケースもあります。しかし、ローコードのAI開発ツールは、機能を拡張したりする際にプログラミングのスキルが必要です。

ローコードはあくまでも少ないコードで開発できるようにしたツールになります。そのため、ローコード開発のAI開発ツールを活用するときは、ニーズに応じてコードを書く機会も出てくることが多いため、その点には注意するようにしましょう。

セキュリティ体制をチェックする

2つ目は、セキュリティ体制をチェックすることです。

ローコード・ノーコードのAI開発ツールは、データを活用するケースが多く、構築するアプリによっては顧客情報などを扱います。そのため、セキュリティが不十分なローコード・ノーコード開発ツールを使用すると情報漏洩のリスクがあるため、その点には注意が必要です。

拡張性を確認する

3つ目は、拡張性を確認することです。

ローコードのAI開発ツールを選択するという企業の中には、拡張してニーズを満たすアプリ開発をローコードで行いたいと思われる方も少なくないでしょう。ローコードはノーコードに比べて拡張性に優れており、柔軟に機能追加ができるという点が魅力です。しかし、それぞれのローコード開発ツールによって拡張性は異なります。そのため、ローコード開発ツールを選ぶ際は、自社が実現したいことができそうかどうかをあらかじめ確認する必要があるでしょう。

まとめ

今回は、ローコード・ノーコードを活用したAI開発ツールをご紹介しました。ローコード・ノーコードのAI開発ツールは、少ないコードで開発することができるので、非エンジニアでも開発に携われるといった魅力があります。また、ローコード・ノーコードで開発をすれば、短期間でアプリを構築できるため、工数やコストを削減できるという点もメリットです。

しかし、ローコード・ノーコード開発ツールによって拡張性やコストなどが大きく変化します。特に、ローコード開発ツールは拡張を前提に選択するという企業も多いです。そのため、ローコードを活用したAI開発ツールを導入するという方は、そのローコード開発ツールの拡張性などもしっかりと確認した上で導入を検討するのがおすすめです。

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