スマートフォンを利用するユーザーにアプリを提供し、自社サービスの利便性を高めたいと思われている企業もいるのではないでしょうか?アプリからサービスを利用できれば、サービスに対するアクセスがしやすくなり、今まで以上に顧客を獲得することができる可能性があります。
しかし、アプリには大まかにわけてモバイルアプリとウェブアプリがあり、どちらを選べばいいのかわからないという方も少なくないでしょう。また、違いを知った上で自社に適切なほうを選択したいという方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はモバイルアプリとウェブアプリの概要や違い、どちらがどんなサービスに向いているのかなど依頼者向けにも補足して解説します。
目次
モバイルアプリとは?
モバイルアプリ(Mobile Application)とは、iOS・AndroidなどのモバイルOS上でアプリケーションとして動作するアプリのことです。簡単にいえば、ホーム画面に表示されているアプリをモバイルアプリといいます。
モバイルアプリは、そのモバイルOSが提供しているアプリストアからインストールするのが一般的です。例えば、iPhoneの場合はApp Store、AndroidはGoogle Playからインストールします。
ウェブアプリとは?
ウェブアプリ(Web Application)とは、ブラウザ上で動作するアプリケーションのことです。標準でiPhoneにはSafari、AndroidにはGoogle Chromeがインストールされていますが、このようなブラウザアプリで動作するアプリケーションのことをウェブアプリといいます。
ブログなど簡易的な機能のWebサイトではなく、予約や投稿などさまざまな機能が搭載されているアプリを指すケースが多いです。モバイルアプリの場合は、モバイルOSが提供しているアプリストアからインストールします。一方、ウェブアプリはインストールする必要はなく、ブラウザから利用したいウェブアプリのURLにアクセスして使うのが一般的です。そのため、ホーム画面にアプリのアイコンが表示されるということもありません。
違いがわかる!モバイルアプリが持つ5つの特徴

モバイルアプリとウェブアプリそれぞれの特徴を知ることで、両者の違いが明確に見えきます。まずは、モバイルアプリが持つ5つの特徴について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
スマホが持つ機能を利用できる
1つ目の特徴は、スマホが持つ機能を利用できる点です。
モバイルアプリは、モバイルOSが提供するプログラミング言語を使用して開発します。例えば、iOSの場合はSwift、Androidの場合はKotlinです。それぞれの言語にはモバイルが保有するネイティブ機能にアクセスするためのAPIが提供されているため、そのモバイルが持つ機能をアプリから使用できます。例えば、カメラ機能や位置情報、通知などです。そのため、ウェブアプリに比べてできることが多いという点が特徴になります。
ホーム画面にアイコンとしてアプリが表示される
2つ目の特徴は、ホーム画面に自社のアプリが表示されるという点です。
モバイルアプリはApp StoreやGoogle Playからインストールして利用することができるアプリになるため、インストール後はユーザーの端末のホーム画面に表示させることができます。ホーム画面にアプリが設置されることで、アクセスの利便性が高くなり、ユーザーは自社サービスを手軽に利用できるようになります。
オフラインで利用可能
3つ目の特徴は、オフラインで利用することができる点です。
もちろん、モバイルアプリの中にはインターネット通信を利用するものもあるため、そのようなサービスはモバイルアプリでもオフラインで利用することができません。しかし、通信を必要としないモバイルアプリなどは、モバイルアプリとして提供することで、ユーザーはオフラインで利用することができます。そのため、インターネット環境がない場所でも自社のサービスに対して手軽にアクセスしてもらえるようになるため、幅広いユーザーにサービスを提供できるようになるでしょう。
処理能力が高い
4つ目の特徴は、処理能力がウェブアプリに比べて高いという点です。
モバイルアプリは、モバイルOSが提供するプログラミング言語で開発をするため、JavaScriptやHTML、CSS中心に開発されるウェブアプリよりも動作が速くなります。そのため、ユーザービリティが高く、快適に使えるシステムをユーザーに提供することが可能です。速度が求められるサービスなどを提供したいと考えている企業にモバイルアプリは最適であるといえるでしょう。
ストア経由の課金が実装できる
5つ目の特徴は、ストア経由の課金が実装できることです。
例えば、iPhoneの場合はApp Storeの課金、AndroidはGoogle Playの課金機能を利用することができます。基本的にストア経由の課金はモバイルアプリのみとなっており、ウェブアプリでは実装することができません。
ストア経由の課金は、事前にユーザーがクレジットカードの登録などを済ませているため、手軽に支払いができるというメリットがあります。スムーズに支払えるため、はじめからクレジットカードなどを登録しなければならない場合と比較して収益を確保しやすくなる可能性は高いです。
ウェブアプリの4つの特徴とは?モバイルアプリとの違いを知る

次に、ウェブアプリの特徴を4つご紹介します。ウェブアプリとモバイルアプリとの違いが非常にわかりやすくなるので、ぜひチェックしてみてください。
アプリストアへの登録が不要
1つ目の特徴は、アプリストアへの登録が必要ないという点です。
ウェブアプリとは違い、モバイルアプリはアプリストアへの登録が必須です。ストアによっても異なりますが、審査が設けられているケースが多く、それに通過しないとアプリをリリースすることができません。
一方、ウェブアプリはストアに登録する必要がありません。ウェブアプリはブラウザからURLにアクセスしてサービスを利用するため、ストアの審査を受けることなくウェブアプリを実行することができます。また、ウェブアプリの場合、ユーザーはストアからインストールする必要がないため、利用ハードルが低いという点もメリットです。
モバイルOSに関係なく使用できる
2つ目の特徴は、ウェブアプリならモバイルOSに関係なく利用できる点です。
ウェブアプリは、JavaScriptやHTML、CSSなどブラウザ上で動作する言語を使用して開発されます。そのため、ブラウザからアクセスすることができれば、iPhoneやAndroidなどOSに関係なく使用可能です。
通常、モバイルアプリはすべてのモバイルOSに対応するために、iPhoneはSwift、AndroidはKotlinで開発します。つまり、OSごとで開発をしなければなりません。一方、ウェブアプリは一度開発すれば、すべてのモバイルOSで使用可能です。また、ブラウザ上で動作するため、モバイルだけでなく、PCでもアプリを起動させることができます。
開発費用を抑えられる
3つ目の特徴は、モバイルアプリと比較してウェブアプリは開発費用が抑えられる点です。
一般的に、モバイルアプリよりもウェブアプリのほうが開発費用は安くなるといわれています。上記でも説明したように、ウェブアプリはそれぞれのOSごとに開発する必要がなく、一度開発すれば、すべてのモバイルOSに適用させることができます。つまり、開発工数を削減することができるので、モバイルアプリよりもウェブアプリのほうが開発費用を抑えられます。
アップデートがしやすい
4つ目の特徴は、アップデートがしやすい点です。
モバイルアプリはストアを経由して公開されます。そのため、リリースするときはもちろんのこと、アップデートを行う際も最短で処理されますが審査がないわけではありません。そのため、瞬時に変更を反映させることは難しいです。
一方、ウェブアプリはブラウザを使用し、URLにアクセスして使用できるアプリケーションです。そのため、ストアの審査は一切不要なため、機能などの修正を行ったとき、瞬時にアップデート内容が反映されます。急な変更にも柔軟に対応することができるので、その点が大きな特徴です。
モバイルアプリが向いているサービスとは?

モバイルアプリとウェブアプリの違いを把握できた方も多いと思いますが、具体的にどのようなサービスがモバイルアプリに向いているのか知りたいという方も少なくないでしょう。モバイルアプリに最適なサービスは下記の4点です。
位置情報などモバイル特有の機能を利用するサービス
モバイルアプリはウェブアプリとは違い、各モバイルOSのプログラミング言語を使用して実装するため、モバイル特有の機能を利用することができます。そのため、位置情報や通知などを使いたい方は、ウェブアプリよりもモバイルアプリの利用がおすすめです。
例えば、現在地から店舗情報の距離を表示するアプリや近くのお店のクーポンを表示させる場合は位置情報を取得する必要があるため、モバイルアプリが最適です。また、アプリをインストールしたユーザーに情報を届けたいという企業は通知機能を利用する必要があるため、モバイルアプリを選択するようにしましょう。
ゲーム
ゲームなどを処理能力が求められるアプリを提供したいという企業にモバイルアプリはおすすめです。
モバイルアプリは、モバイルOSが提供する専用のプログラミング言語で開発し、提供されます。確かに、ゲームエンジンなどを使用するケースもありますが、その場合でもリリース時にはモバイルOSの言語に変換されます。
モバイルアプリはOS専用のプログラミング言語が使用されるため、ウェブアプリに比べて処理能力が高いです。そのため、ゲームなど高い処理能力が求められるアプリを提供したいという企業は、モバイルアプリが向いているといえるでしょう。
日常の中で使用頻度が高いサービス
日常の中で使用頻度が高いアプリを提供したいという企業はモバイルアプリがおすすめです。日常生活の中で使用頻度が高いアプリとは、電卓や写真、メモなどが挙げられます。
ウェブアプリはブラウザでその都度URLにアクセスする必要があります。そのため、サービスを利用するために少し時間がかかることがウェブアプリのデメリットです。一方、モバイルアプリはホーム画面から手軽に起動することができるので、日常生活の中で使用頻度が多いアプリをモバイルアプリとして提供すれば、ユーザーにとって利便性は高いでしょう。
製品とスマホを連携するためのサービス
製品とスマホを連携するサービスを提供したいという企業は、モバイルアプリによる開発がおすすめです。例えば、スマホから自宅のカギのロックを確認することができるスマートロックなどが挙げられます。
製品とスマホを連携させる場合、BluetoothやWi-Fiなどを経由して指示を送る必要があるため、モバイルアプリから提供する必要があります。そのため、スマート家電などを提供したい企業は、モバイルアプリでの開発がおすすめです。
ウェブアプリが向いているサービスとは?

一方、ウェブアプリが向いているサービスは下記の3点です。
SNS
ウェブアプリに向いているサービスは、SNSです。代表的なSNSとしてTwitterやFacebookなどが挙げられますが、これらのSNSはウェブアプリに分類されます。
SNSはモバイルアプリのように、スマホ特有の機能を利用する必要がありません。そのため、SNSなど投稿や閲覧がメインのサービスを提供したい企業は、ウェブアプリでの開発がおすすめです。
Webサイトベースで運用できるサービス
Webサイトベースで運用されるサービスは、ウェブアプリが最適です。
モバイルアプリのように、モバイル特有の機能を利用する必要がなく、JavaScriptやPHPなどWeb開発で使用されるプログラミング言語で実装可能な機能を中心としたアプリを提供したい場合はウェブアプリのほうが好ましいでしょう。なぜなら、ウェブアプリならモバイルアプリのように費用負担が少なく、実現したい機能は実装することができるからです。
Webサイトベースで運用できるウェブアプリとしては、閲覧や投稿がメインのウェブアプリです。例えば、料理レシピアプリなどが挙げられるでしょう。
予約や注文などシンプルな機能を提供するサービス
予約や注文など、実装したい機能が限られている場合はウェブアプリのほうが最適です。
モバイルアプリで予約や注文機能が搭載されているアプリを実装することもできます。しかし、ウェブアプリのほうが費用を抑えることができ、さらにウェブアプリはマルチプラットフォームに対応することができるため、メリットが大きいです。代表的なサービスには、ビューティサロン予約サイトなどが挙げられるでしょう。
まとめ

今回は、モバイルアプリとウェブアプリの特徴をご紹介しながらそれぞれ違いについて解説しました。モバイルアプリ、ウェブアプリ両者に特徴があり、どのようなアプリを作りたいのかによって選択が大きく分かれます。モバイルアプリとウェブアプリ、どちらを選択すればいいのかわからないという方は、まず実装したい機能をピックアップした上で最適なほうを選択するのがおすすめです。
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