ChatGPTは世界中で活用されるAIチャットボットです。人工知能のチャットボットで、人間の質問に対して自然な回答を生成してくれます。画期的なサービスであるため、すでに多くの人が利用している生成AIです。
ChatGPTといえば、ビジネスシーンでの活用に注目されがちです。例えば、メールを返信するための文章を作成してもらったり、顧客対応の効率化を図るために活用されたりするケースが多くなります。しかし、ChatGPTは日常生活の中でも十分に活用することが可能です。
実際にChatGPTを日常生活の中で使えば、私生活の悩みを解決することができたり、やらなければならない作業を減らせたりします。しかし、ChatGPTの活用を検討している人の中には、どのように日常生活の中に取り入れればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回はChatGPTを日常生活に取り入れる際の活用術や注意点について詳しく解説します。
目次
日常生活でもChatGPTを取り入れられる!おすすめの活用術14選
ChatGPTを日常生活に取り入れる方法は下記の14種類です。それぞれの活用術について解説しますので、自分が取り入れられそうなものがあれば、ぜひ試してみてください。
情報収集に活用する
1つ目の活用術は情報収集です。
日常生活の中でわからないことなどがあると、情報収集をしてそれを解決するという方は多いでしょう。ChatGPTが登場する前は情報収集を行う際、検索エンジンを使用するのが一般的でした。例えば、Googleでキーワードを入力して検索し、ヒットしたWebサイトをそれぞれチェックして情報収集をしていました。しかし、検索エンジンを活用した情報収集では、なかなか知りたいことにたどり着けないという経験をされた方も多いのではないでしょうか?また、検索エンジンで情報収集するときはそれぞれのWebサイトに書かれている情報を探し周らなければならないので、非常に大変です。
一方、ChatGPTは知りたいことを質問するだけで適切な回答を生成してくれます。提示される情報がすべて正しいわけではありませんが、効率的に知りたいことがわかるので大きなメリットです。
ChatGPTを使用して情報収集するときは、下記のように質問するのがおすすめです。
【プロンプト例】
ホームページの重要性について解説してください。
【ChatGPTの回答例】
悩みを相談する
2つ目の活用術は、悩みの相談です。
日常生活の中に、たくさん悩みがあるという方は少なくないでしょう。ChatGPTにその悩みを打ち明けることで、解決策を提示してもらうことができます。情報収集と活用方法は似ていますが、効率的に悩みを解消できるので非常におすすめです。
ChatGPTに悩みを相談するときのプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
顔のニキビが気になっています。どのようにすればいいですか?
【ChatGPTの回答例】
外国語の翻訳
3つ目は、翻訳です。
日常生活の中で外国語に触れる機会が多いという方もいるのではないでしょうか?例えば、洋書を手に取ったり、海外旅行に行ったりするなど、外国語を目にする機会は多いです。また、スポーツ観戦が趣味という方は、海外で活躍する選手の情報を収集するために英語やドイツ語などの文章を読む機会は少なくないでしょう。
ChatGPTは、さまざまな外国語に対応する生成AIです。例えば、日本語や英語はもちろんのこと、スペイン語やフランス語のメジャー言語のほかにもヘブライ語やアラビア語、ポルトガル語などにも対応しています。そのため、外国語の翻訳はChatGPTの得意分野のひとつといえるでしょう。
ChatGPTに外国語を翻訳してもらうときのプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
下記を日本語に翻訳してください。
<翻訳したい外国語の文章>
【ChatGPTの回答例】
文章を要約してもらう
4つ目の活用術は、文章の要約です。
『情報収集を行いたいけど、長い文章をすべて読んでいる時間がない』というような機会は少なくありません。そのようなときは、ChatGPTに要点をまとめてもらうことで速やかに情報収集することができます。
ChatGPTで文章を要約するときは、長文をそのまま貼り付ける必要はありません。URLを提示するだけで要点をまとめてくれるので、非常に便利です。
具体的なプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
下記のURLの文章を要約してください。
URL
【ChatGPTの回答例】
ご飯のメニューを提案してもらう
5つ目の活用術は、夕食のメニューを提案してもらうことです。
1日の生活の中でご飯のメニューを考えることが億劫という方もいるのではないでしょうか?1日の中で3回作らなければなりませんし、それを毎日行わなければならないため、ご飯のメニューを考えるのに時間がかかってしまう方も少なくないでしょう。そのようなときもChatGPTを活用すれば、その問題をスムーズに解決することができます。
ChatGPTは最新の情報に対応することはできませんが、一般的な料理メニューであれば提案してもらうことが可能です。また、大まかに『ハンバーグ』『親子丼』というような回答ではなく、『ごはん』『ハンバーグ』『味噌汁』というように、細かくメニューを提案してくれることが特徴です。
ご飯のメニューを聞く際のプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
本日の夕食のメニューを提案してほしいです。洋食がいいです。
【ChatGPTの回答例】
今日の運勢を占ってもらう
6つ目の活用術は、今日の運勢を占ってもらうことです。
ChatGPTは、何かになりきって人間の質問に返答することができます。もちろん、占い師というように何かの職業を指定することも可能です。
今日の運勢を占ってもらうときは、下記のようなプロンプトを作成するのがおすすめです。
【プロンプト例】
占い師になりきってください。今日のA型、かに座の運勢を教えてください。
【ChatGPTの回答例】
Excel関数の作成
7つ目の活用術は、Excel関数の作成です。
Excel関数は、インターネットで調べて記入することもできます。しかし、情報収集には時間がかかるので、効率的にExcelシートを作成することができません。また、実現したいことがインターネットの情報と必ずマッチするわけではないため、特にExcel関数に慣れていない初心者にとって大変です。
しかし、ChatGPTを活用すれば、自分が実現したい機能のExcel関数を作成してもらうことができます。これにより、インターネットにある情報を探し回る必要がなくなるので非常に便利です。
ChatGPTにExcel関数を作成してもらうときは、実現したい機能を詳しく説明するようにします。具体的なプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
ExcelでC列の文字数をカウントしたいです。それを実現する関数を教えてください。
【ChatGPTの回答例】
プログラミングの代行
8つ目の活用術はプログラミングの代行です。
日常生活でプログラミングをする機会は多くありません。しかし、これからプログラミングを学習したい人もいるでしょう。また、プログラミングは小学校で必修化となっています。そのため、子どもに聞かれたときに答えられないとプログラミングを教えてあげることができません。
ChatGPTは、プログラミングに対応している生成AIです。そのため、プログラミングを代わりに行ってもらうこともできます。例えば、『JavaScriptとHTMLでお問い合わせフォームを実装してください。』というように、言語と実現したい機能を伝えることで、コードを出力してくれます。
ChatGPTは、日本で知られているさまざまなプログラミング言語に対応しています。例えば、JavaやC++、Ruby、Pythonなどです。また、RustやHaskellなどの日本ではあまり知られていないマイナーなプログラミング言語も対応しています。
具体的にプログラミングを代行してもらう際のプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
Javaでループ処理を実装してください。
【ChatGPTの回答例】
面接の練習
9つ目は、面接の練習です。
面接の練習には、通常2人以上必要になるため、自分1人でできないという方も少なくありません。しかし、ChatGPTを活用すれば、面接の練習をすることが可能です。
ChatGPTは、人間が『〇〇になりきってください』と伝えると、その人になってくれます。そのため、『あなたは面接官です。』というように指定することで、面接の練習が可能です。具体的なプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
面接の練習(ロールプレイ)をしたいです。あなたはIT企業の面接官です。面接官になりきって私に1つずつ質問してください。
【ChatGPTの回答例】
職務経歴書を作成してもらう
面接の練習に続き、ChatGPTは職務経歴書を作成することも可能です。
職務経歴書は就職する際に必ず用意しなければならない書類です。実際に自分で作成するとなると時間がかかったり、うまく書くことができなかったりする人も少なくないでしょう。
ChatGPTを利用すれば、瞬時に職務経歴書のテンプレートを作成してもらうことができるので、たたき台として活用できます。しかし、後述しますが、自分の個人情報を含めて職務経歴書を作成するように指示することは好ましくありません。その理由は、個人情報漏洩の危険性があるからです。そのため、必ずたたき台の作成までに留めておくようにしてください。
職務経歴書をChatGPTで作成するプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
職務経歴書を作成してください。
【ChatGPTの回答例】
反省文・謝罪文の作成
ChatGPTを活用することで、反省文や謝罪文の作成代行も可能です。
反省文や謝罪文は、作成が大変で、負担を感じる方も多いでしょう。ChatGPTを活用すれば、反省文や謝罪文のたたき台を瞬時に作成してもらうことができます。具体的なプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
社員証をなくしてしまいました。始末書を作成してください。
【ChatGPTの回答例】
結婚のスピーチを作ってもらう
結婚式のスピーチをはじめて作成するとき、どのような文章が好ましいのかわからないという方もいるのではないでしょうか?ChatGPTを活用すれば、友人の結婚式のスピーチも速やかに作成してもらうことができます。具体的なプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
あなたは新婦の友人です。結婚式のスピーチを1000文字以内で行ってください。
【ChatGPTの回答例】
お店を紹介してもらう
ChatGPTは、2021年9月以降の情報を保有していませんが、それ以前の情報の中からおすすめのお店を紹介してもらうことも可能です。そのため、昼食を食べるためのお店がなかなか見つからないというときに便利でしょう。
しかし、前述した通りChatGPTは2021年9月までの情報しか保有していないため、それ以降に開店したお店を紹介してもらうことはできません。また、“2021年9月までの情報でいいので”というような文言をプロンプトの中に含めないと答えてもらうことができないので、注意するようにしましょう。
具体的なプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
2021年9月までの情報で構わないので、恵比寿でおすすめのラーメン店を教えてください。
【ChatGPTの回答例】
ブログの素材を作成してもらう
最後は、ブログの素材を作成してもらうことです。
ブログを運営している人もいますが、見た目を良くするために、素材を作成しているという方も少なくないでしょう。ChatGPTに質問することで、ブログの素材も速やかに提案してくれるのでおすすめです。
具体的なプロンプト例は下記の通りです。
【プロンプト例】
CSSでかっこいいボタンを作成してください。
【ChatGPTの回答例】
ChatGPTを日常生活で安全に取り入れるためには?
このように、ChatGPTは日常生活のさまざまな場面で取り入れることができます。しかし、ChatGPTは人間の質問を学習するという特徴を持ちます。そのため、プロンプトの中に個人情報などを含めてしまうと個人情報が漏洩する心配があるので注意が必要です。
また、ChatGPTは最新で2021年9月までの情報しか保有していません。例えば、『最近登場したお店を知りたい』、『最新のニュース情報を知りたい』というときは活用することができません。
ChatGPTの注意点に関しては、『ChatGPTの注意点や現状のセキュリティリスクについて』で詳しく解説していますので、安全に活用したいという人はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、ChatGPTを日常生活の中に取り入れる活用術や安全に取り入れるための方法について詳しく解説しました。ChatGPTは非常に優秀な生成AIであり、日常生活の中に取り入れることができれば、物事を速やかに解決することができたり、負担が少なくなったりするのでおすすめです。
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