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ChatGPTとBingAIを徹底比較!使用目的による使い分けも解説

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ChatGPTとBingAIを徹底比較!使用目的による使い分けも解説

Chat GPTとBingAIを徹底比較!使用目的による使い分けも解説

ChatGPTとBingAIは日本で有名なAIチャットボットです。両者は非常に精度が高く、世界で注目されています。また、日本語に対応しているため、日本でも広く活用されているAIチャットボットです。

AIチャットボットの活用を検討している人の中には、ChatGPTとBingAIでは、何が違うのか気になっている方もいるのではないでしょうか?また、ChatGPTとBingAIは両方とも無料で使用できるため、うまく使い分けて日常の中で活用したいと考えている人も少なくないでしょう。

そこで、今回はChatGPTとBingAIの違いを徹底比較し、さらに使用目的による使い分けについても詳しく解説します。

目次

ChatGPTとBingAIの代表的な7つの違い

Chat GPTとBingAIの代表的な7つの違い

ChatGPTとBingAIには、大まかにわけて7つの違いがあります。それぞれの違いについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

サービス提供元が違う

1つ目の違いは、サービス提供元の違いです。

ChatGPTとBingAIは、全く異なる企業が開発したAIチャットボットになるため、サービス提供元に違いがあります。ChatGPTは、米国のOpenAIによって開発された対話型AIです。大規模言語モデルGPT(Generative Pre-trained Transformer)が搭載されており、最新モデルはGPT-4となります。

一方、BingAIはMicrosoft社によって開発されたAIチャットボットです。OpenAIによって開発されたGPT-4と検索エンジンを活用し、質問者に対して回答します。そのため、検索エンジン型のAIチャットボットです。BingAIは、ユーザーが情報を検索できるように設計されており、質問に対しても有益な方法で返答できる対話型AIになります。

このように、ChatGPTはOpenAIによって開発されたAIチャットボットですが、BingAIはMicrosoft社によって開発された対話型AIです。両者ともにOpenAIが開発したGPT-4を使用しているという共通点はありますが、提供元が異なるため、ChatGPTとBingAIの違いのひとつとして挙げられます。

最新情報が取得できるかどうか

2つ目の違いは、最新情報が取得できるかどうかです。

ChatGPTとBingAIを比較する際、もっとも重要な違いとして挙げられます。ChatGPTは2021年9月までの情報源から回答を生成しているため、それ以降のデータは保有していません。例えば、2023年の大きな出来事などについて質問しても正しい返答を得ることは難しいです。ChatGPTは最新の情報を取得することができないため、質問をするときは一般的な内容もしくは2021年9月以前の情報かどうかを確認する必要があります。

一方、BingAIは検索エンジンと連動しています。BingAIはユーザーの質問を確認したら、検索エンジンを使用して関連する情報を検索し、その内容を回答として提供するため、最新の情報を聞くことが可能です。例えば、昨日起きた大きなニュースや天気情報なども聞くことができるため、情報の豊富さはBingAIのほうが勝ります。

利用制限の有無

3つ目の違いは、利用制限の有無です。

一般的に、ChatGPTには利用制限がありません。一定回数使用したら、利用できなくなったり、有料プランに切り替える必要が出てきたりすることがないため、1日に好きなだけ何回でも利用できます。しかし、APIを利用する場合は、料金が発生するので注意が必要です。

ChatGPTのAPIには、無料トライアルプランが提供されています。無料トライアルの場合、5ドルまで無料で利用できますが、5ドル以上使用した場合は有料プランに移行しなければなりません。また、有料プランに加入すると1000トークンあたり0.002ドルの料金がかかります。そのため、WebアプリケーションからChatGPTを使用するときは制限なく無料で利用できますが、APIを使用する場合は、料金がかかることを覚えておくのがおすすめです。

一方、BingAIには1日の利用制限があり、それを超えると使用することができません。ログインしていない状態で使用する場合、1日で使用できる回数は5回までです。また、ログインしている状態でも1日あたりの利用可能回数は20回となります。BingAIはChatGPTと異なり、何回も使用することは難しくなっているため、利用制限を意識した使い方が求められるでしょう。

質問候補が出力されるかどうか

4つ目の違いは、質問候補が出力されるかどうかです。

ChatGPTは、ユーザーが質問した情報を調べてテキストで返答します。このときに、返答以外の情報は記載されず、さらに質問したい場合は、入力フォームでユーザーはテキストを入力するという流れです。

一方、BingAIは質問に対して返答するだけでなく、次の質問を予測して質問候補を出力してくれます。例えば、“Webアプリケーションで実現できる機能を教えてください”と入力したあと、BingAIから返答が返ってきますが、その下に、“Webアプリケーションとは何ですか?”というように次の質問の候補を表示してくれます。自分が知りたいと思っていることが明確にできないとき、どのように質問すればいいのかわからないというケースも多いです。しかし、このような質問の候補が出力されると自分で質問内容を考える必要がないので非常に便利です。

履歴保存の可否

5つ目は、履歴保存の可否です。

ChatGPTで質問した情報は、サイドバーにすべて表示されます。過去の情報はすべて記録されるため、自分がいつどのような質問をしたのかを把握することが可能です。

一方、BingAIはブラウザを閉じてしまうと履歴がすべて消えてしまいます。そのため、ChatGPTのように過去の質問にさかのぼることはできません。

応答時間の速さ

6つ目の違いは、応答時間の速さです。

ChatGPTは事前に学習している情報を内部で保有しているため、AIチャットボットの中でも応答時間は比較的速いといわれています。

一方、BingAIは検索結果の情報を参照して質問に対して返答します。検索エンジンのデータを参照する場合、検索リクエストを行いそこから情報を収集するため、内部に情報を保有するChatGPTよりも速度は遅くなる傾向にあるでしょう。

しかし、速度は言語やサーバーの混雑状況によって大きく変化します。ChatGPTやBingAIに関わらず、利用している人が多いときは、サーバーが混雑しているため、応答時間が遅くなりがちです。一方、利用者が少ないときは、応答時間が速くなりやすいでしょう。

ChatGPT・BingAI両者の速度を比較した場合、サーバーの混雑状況によって速度が大きく変化するため、一概にどちらが速いかを断定することはできません。しかし、ChatGPTはデータを内部に保有しているため、仕組みを考えるとBingAIよりも速度は優位になる可能性があります。

情報の信憑性

7つ目の違いは、情報の信憑性です。

基本的にChatGPTから得た回答に対して情報源を細かく把握することはできません。例えば、ChatGPTにランキング情報を聞き、どこの情報を参考にしたのかを尋ねると、トップページのURLが記載されることはあるものの、ページを特定することができなかったり、削除されていたりするケースは多いです。そのため、信憑性を確認することは容易ではありません。

一方、BingAIはBingの検索結果から情報を収集しており、同じ情報がBingで見つからない場合でもGoogleで検索すると特定することができることがあります。語尾などが変更されているだけで内容が同じものが見つかるため、手動で参照元を知ることは可能です。

また、BingAIは検索エンジンが加味されているため、最新の情報に対応することができます。そのため、お店情報などもChatGPTより信憑性が高いことは多いです。

ChatGPTとBingAIの使用目的による使い分け

Chat GPTとBingAIの使用目的による使い分け

ChatGPTとBingAIには、それぞれ特徴があり、使用目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。どのようなときに、ChatGPTを使用すればいいのか、それともBingAIを使うべきなのか解説しますので、ぜひ参考にしてください。

最新の情報を含むテキストを生成したいときはBingAI

最新の情報を含むテキストを生成したいときは、BingAIを使用するのがおすすめです。

前述した通り、ChatGPTは2021年9月から情報が更新されていないため、新しい情報を聞くと間違った回答が返ってきたり、“リアルタイムの情報を持っていない”などと断られたりします。そのため、最新情報に関するテキストを生成する場合、ChatGPTの使用は適切ではありません。

一方、BingAIは検索エンジンと連動しているため、最新情報に柔軟に対応することができます。そのため、最新情報のテキストを生成するときは、BingAIのほうが最適です。例えば、ニュースに関するテキストを生成したいときやお店情報などを取得したいときは、BingAIの利用をおすすめします。

会話の質が重要な場合はChatGPT

会話の質が重要視される場面は、ChatGPTの利用がおすすめです。

BingAIは会話のラリーが一定回数に制限されています。また、長く会話をすると不安定になったり、検索エンジンから情報を収集しているため会話の流れにそぐわない内容になったりすることも少なくありません。

一方、ChatGPTは質問に対して安定的な回答を提供しています。会話のラリーが長くなったとしても不自然になることがありません。そのため、会話の質が重要視される場面ではChatGPTの利用がおすすめです。

1日に何度も質問したいときはChatGPT

1日に何度も質問したいときは、ChatGPTを使用するのが最適です。

BingAIには利用制限があるため、1日に使用できる回数が限られています。そのため、会話が長くなるときやコンテンツを数多く生成させたいときなどには不向きです。

一方、ChatGPTには制限回数がなく、何度も質問することができます。たくさんコンテンツを生成させたいときも不自由なく使用できるので、どのぐらい質問をするのかを考えて使い分けるのがおすすめです。

参照元を確認したいときはBingAI

AIチャットボットから得た回答に対して信憑性を持たせたいときは、BingAIを利用します。BingAIは、回答に使用したリンクを提供してくれたり、手動で調べると特定できたりするので、信憑性を担保しやすいです。

一方、ChatGPTは情報源を特定することが難しくなります。情報源のリンクを提示してもらうことはできますが、ページが存在していなかったり、ピンポイントで書かれているページを提示してくれなかったりするので、注意が必要です。

BingAIの利用回数が超えたらChatGPTを使用する

BingAIの利用回数を超えたらChatGPTを利用するなど、回数制限に合わせて使い分けるのもひとつの方法です。また、BingAIの回数制限を節約するために、最新ではない情報はChatGPTで質問して、情報に鮮度が求められるときはBingAIを活用するなど、うまく使い分ける方法もあるでしょう。

ChatGPTとBingAIどちらがおすすめ!?おすすめの使用方法を解説

ChatGPTとBingAIは特徴が異なるため、おすすめの使用方法も変わってきます。具体的にそれぞれの最適な使用方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ChatGPTのおすすめの使用方法

ChatGPTのおすすめの使用方法

ChatGPTのおすすめの使用方法は下記の通りです。

コミュニケーション

1つ目は、コミュニケーションです。

ChatGPTは会話の精度が非常に高いAIチャットボットになります。コミュニケーションの取り方を人間に寄せているため、対話に重点が置かれています。そのため、コミュニケーション能力が重視される場面でChatGPTの利用が最適です。

エンターテイメント

2つ目は、エンターテイメント性が強い場面での活用です。

例えば、ゲームのチャットボット開発などにおいてChatGPTは適しています。前述した通り、コミュニケーション能力が高く、人間のように話すことができるため、活用しやすいです。

BingAIのおすすめの使用方法

BingAIのおすすめの使用方法

BingAIのおすすめの使用方法は下記です。

情報収集

1つ目は、情報収集です。

情報収集するときは、情報の鮮度が求められます。BingAIは、検索エンジンと連動しているため、情報の精度が高く新しい情報も気軽に収集することが可能です。ChatGPTとは異なり、2021年9月以降の情報も聞くことができるため、BingAIの使い方として適しているといえるでしょう。

検索支援

2つ目は、検索支援です。

BingAIは検索エンジンと連動しているため、Bingで検索するように使用することができます。検索エンジンとは異なり、BingAIはユーザーが獲得したい情報をそのまま提供してくれるため、複数のページを閲覧して欲しい情報を探し回ることがなくなります。情報を検索するとき利便性が高いので、BingAIの活用方法として挙げられるでしょう。

まとめ

今回は、ChatGPTとBingAIを徹底比較し、両者の違いや使い分けなどについて詳しく解説しました。ChatGPTは会話の質が高く、コミュニケーション能力に長けたAIチャットボットです。一方、BingAIは検索エンジンと連動しているため、最新の情報を収集したり、検索エンジンとして活用したりすることもできます。今回の記事を参考に、自分の目的に合わせて活用してみてください。

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