サーバーホスティングとは?わかりやすく解説!
こんにちは。株式会社クラウドシード、システム開発部です。
WEBサイトの構築やシステムのバックエンド開発を行う場合、サーバーを準備する必要があります。サーバーの準備の仕方はそれぞれの企業で異なりますが、サーバーホスティングの利用を検討される担当者も多いです。
はじめて“サーバーホスティング”という言葉を聞いて一体何を意味するのかわからないという方もいるのではないでしょうか?
今回は、サーバーホスティングの概要について初心者でも理解できるようにわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
サーバーホスティングとは?
サーバーホスティングとは、Webサーバー等を構築できる場所を貸し出してくれるサービスです。一般的にレンタルサーバーと呼ばれています。
例えば、企業のHPを提供したい場合、そのHPを誰でも閲覧できるようにしなければなりません。そのサイトを公開するためには、みんながそのサイトにアクセスできる環境が必要です。その環境を実現してくれるのがWebサーバーです。Webサーバーを構築し、ドキュメントルートにHPのファイルを設置することで、外部からのアクセスが可能になります。しかし、その前にWebサーバーを構築するための場所が必要です。その場所を貸し出してくれるのがサーバーホスティングとなります。
サーバーホスティングは、プロバイダーによってインターネットを通じて提供されるサービスです。外部からログインして操作できるため、ログイン情報があれば会社や自宅からアクセスすることができます。サービスの中には、WordPressをボタンひとつでインストールできるものなどもあり、初心者でも利用しやすいです。
サーバーホスティングの種類
サーバーホスティングの種類は大まかにわけて3つあります。それぞれの概要や特徴について詳しく解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
共有サーバー
1台のサーバーを複数のユーザーで共有し利用するタイプです。シェアハウスをイメージすればわかりやすいのではないでしょうか?
基本的に料金が安く、リーズナブルに利用できることが特徴です。また、WordPressの簡単インストール機能や管理画面の中で設定できるサービスが多いため、初心者でも利用しやすくなっています。
一方、共有サーバーは他のユーザーの影響を受けやすいです。例えば、同じサーバー内で構築されているWebサイトにアクセスが集中するとサーバーに大きな負荷がかかるため、自分のサイトの動きに影響を及ぼすことがあります。
また、root権限を付与してもらうことはできません。root権限とは、システム管理者用に作られたアカウントのことです。この権限を付与されるとサーバー内のすべて操作を行うことができますが、共有サーバーの場合は付与されませんので、柔軟性に劣ります。
専用サーバー
専用サーバーは、1台のサーバーを1人のユーザーが使用するタイプです。ほかのユーザーと共有しないサーバーといえます。
専用サーバーは、下記の3点が大きな特徴です。
- ほかのユーザーからの影響を受けない(安定したサイト運営が可能)
- 高スペックでサーバーに負荷がかかるアプリケーションの構築にも向いている
- root権限を付与してもらえる
一方、1台のサーバーを独占するため、共有サーバーに比べて料金が高くなります。
VPSサーバー
VPS(Virtual Private Server)は、サーバーの中に仮想空間をいくつも準備してユーザーがその空間を独占できるように作られたサービスのことです。代表的な特徴は大きくわけて3つあります。
- 専用サーバーに比べて料金が安い
- root権限が付与されるため、カスタマイズしやすい
- ほかのユーザーの影響を受けにくい
一方、VPSは中級者向けのサービスです。例えば、共有サーバーのようにWordPress簡単インストール機能などはなく、Webサーバーの構築、データベースのインストールなどをすべて自分で行う必要があります。そのため、サーバーの知識は必要不可欠となるでしょう。
クラウドとの違いとは?
「サーバーホスティングとクラウドは何が違うの?」と思われる方も多いのではないでしょうか?大きな違いは下記の2点です。
- サーバーの構築可能台数
- スペック変更の可否
それぞれの違いをわかりやすく簡潔に解決します。
サーバー構築可能台数
1つ目は、サーバー構築可能台数です。
サーバーホスティングは、一般的にサーバー構築台数は1台です。一方、クラウドは仮想サーバーを増やしたり、減らしたりすることができます。そのため、1台目のサーバーにWebサーバーを構築し、2台目のサーバーにメールサーバーを構築するなど、役割によって分散させることが可能です。
スペックの変更
2つ目は、スペック変更の可否です。
サーバーホスティングは、契約するとその後にスペックを変更することができません。例えば、SSDを5Gから10Gに変更することは難しいです。一方、クラウドはそのような変更が可能になります。そのため、クラウドは、スモールスタートでWebサイトを運用したい人などに向いているといえるでしょう。
まとめ
今回は、サーバーホスティングの基本的な概要について解説しました。サーバーホスティングには複数の種類があり、それぞれで特徴が異なりますので、運用したいシステムに合ったものを選択するのがおすすめです。また、自社のみでサーバー構築やシステム開発ができないという方は、株式会社クラウドシードにご相談ください。株式会社クラウドシードは、多種多様なWebシステムの開発に携わる企業です。基幹システムや社内業務システムのクラウド化など、幅広いシステム開発に対応させていただきますので、ご相談・お見積りは無料で承っておりますので、以下よりお気軽にお問合せください。