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‎GeminiとChatGPTを徹底比較!違いやおすすめの使い方を解説

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‎GeminiとChatGPTを徹底比較!違いやおすすめの使い方を解説

ChatGPTをWebサイト制作に活用するアイデア総まとめ

現在、人気の生成AIにはさまざまな種類がありますが、代表的なものとしてGeminiとChatGPTが挙げられます。両者は、複雑な作業を効率化することに優れた生成AIであり、テキストの生成やメールの文章の作成など、数多くのタスクを効率的に行うことが可能です。また、GeminiとChatGPTは情報収集が非常に得意で、一般的な情報はもちろんのこと、専門的な内容もスムーズに提供してもらうことができます。さらに、アイデアの創出など共通するメリットは非常に多いです。

一方で、GeminiとChatGPTにはさまざまな違いがあり、実際にどのような点が異なるのか把握しておきたいという方も少なくないでしょう。また、どのように使い分けをすればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか?

そこで、今回はGeminiとChatGPTの違いなどを徹底比較します。

目次

GeminiとChatGPTの概要を知る

GeminiとChatGPTの概要を知る

GeminiとChatGPTの違いを知る前に、それぞれの概要について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Geminiとは?

Geminiとは、検索エンジンなどを手掛けるGoogle社が提供する生成AIサービスです。元々、Googleは生成AIサービスとしてBardを提供していましたが、Geminiに統合されて現在の形となっています。Geminiは、大規模言語モデルが搭載された対話型AIであり、Google WorkspaceなどGoogleが提供する業務系ツールと連携できることでも有名です。

ChatGPTとは?

ChatGPTとは、OpenAIが提供する生成AIサービスです。ユーザーと対話しながら情報を提供したり、使用するコンテンツを生成してくれたりします。世界でもっとも有名な生成AIサービスであり、現在はGPT-4oが最新モデルです。テキストだけでなく、音声や画像、動画を処理することができるため、さまざまなコンテンツを扱えるという点も特徴になります。

GeminiとChatGPTの違いとは?具体的なポイントを徹底比較

GeminiとChatGPTの違いとは?具体的なポイントを徹底比較

それでは早速、GeminiとChatGPTの違いについて解説します。具体的にどのような違いがあるのか知りたいという方は、ぜひチェックしてみてください。

開発元

1つ目の違いは、開発元です。

概要でも解説したように、Geminiの開発元はGoogleです。一方、ChatGPTはOpenAIになります。両者はどちらも生成AIサービスになりますが、GeminiはGoogle、ChatGPTはOpenAIが開発したサービスになるため、その点が大きな違いのひとつです。

料金

2つ目の違いは、料金です。

GeminiとChatGPTは、それぞれ無料でサービスを利用することができます。例えば、Geminiの場合、Gemini Proに関してはGoogleアカウントを所有している方なら使用可能です。また、ChatGPTにおいてはGPT-3.5及びGPT-4oの2種類のモデルに限り回数制限はあるものの無料で利用することができます。そのため、GeminiとChatGPTどちらを利用する場合でも無料で使うことは可能です。

しかし、GeminiとChatGPTはそれぞれで有料プランを提供しており、それを利用したいユーザーは料金を支払う必要があります。Geminiの場合は、Gemini Ultraが有料のモデルになっており、月額2,900円の費用がかかります。しかし、無料のGeminiと比較して処理速度が速く、高度な機能を提供してくれるという点がメリットです。

ChatGPTの有料プランはChatGPT Plusです。ChatGPTの無料ユーザーがGPT-4oを使用する場合、5時間あたり10回までという制限がありましたが、ChatGPT Plusを契約すると3時間あたり80回まで利用できます。また、画像生成を利用できたり、GPTsの作成もできたりするので、無料ユーザーに設けられている制限が解放されます。ちなみに、ChatGPT Plusの料金は、月額20ドルです。

GeminiとChatGPTの有料プランの料金を比較すると、現在はGeminiのほうが安い価格で提供されています。しかし、Geminiは円で価格設定がされていますが、ChatGPTはドルで利用料金を提供しているため、為替レートによって影響を受けやすいです。そのため、円安になったときは、ChatGPTのほうが料金は安くなる可能性もあるでしょう。

AIモデル

3つ目の違いは、AIモデルです。

両者は開発元が異なるため、搭載されているAIモデルに違いがあります。Geminiで利用できるAIモデルは下記の3種類です。

  • Gemini Nano
  • Gemini Pro
  • Gemini Ultra

一方、ChatGPTで利用できる主なAIモデルは下記です。

  • GPT-3.5
  • GPT-4
  • GPT-4o

両者で使用されているモデルはまったく異なるため、その点もGeminiとChatGPTの大きな違いのひとつです。

最大コンテキストの長さ

4つ目の違いは、最大コンテキストの長さです。

Geminiの最長のコンテキストの長さはモデルによっても異なりますが8,192です。一方、ChatGPTは、128,000になります。そのため、ChatGPTのほうが長いコンテキストを扱えるでしょう。

マルチモーダルへの対応の違い

5つ目の違いは、マルチモーダルへの対応です。具体的には、マルチモーダルをどのように実現しているのかという点で違いがあります。

ChatGPTは、元々テキストのみを扱うことができるモデルです。そのため、本来ChatGPTは画像認識や音声認識を行うことができません。しかし、ChatGPTで画像認識や音声認識ができる理由は、優秀な画像生成AIや音声認識生成AIのモデルとChatGPTを連携させているからです。つまり、ChatGPTはさまざまなAIのモデルと連携し、マルチモーダルを実現させています。

一方、GeminiはGemini自体がマルチモーダルに対応した生成AIモデルとなっています。ChatGPTのように複数の生成AIモデルと連携する必要がなく、情報のやり取りがシームレスに行えるという点が大きな違いです。

Geminiのおすすめの使い方

Geminiのおすすめの使い方

次に、Geminiのおすすめの使い方を紹介します。『ChatGPTとGeminiを使い分けて使用したい』、『自分のニーズに合ったほうを選択したい』という方は、ぜひ参考にしてみてください。

生成AIとGoogleサービスを連携させて使うならGeminiがおすすめ

1つ目は、Googleサービスと連携させて使用することです。

Geminiは、Googleが提供するサービスと連携して使えるという特徴を持ちます。Geminiには、拡張機能が搭載されており、Googleの各種サービスと連携することが可能です。例えば、先ほど紹介したGoogle WorkspaceのほかにもGoogleフライトやGoogleホテル、GoogleマップやYouTubeが挙げられます。

Geminiの拡張機能を利用すれば、生成AIを利用しながらGoogleの各種サービスの機能を利用することができます。例えば、Googleマップと連携することで、行きたい場所を伝えれば、Geminiから目的地まで案内してもらうことが可能です。また、YouTubeと連携すれば、自分が視聴したい動画をピックアップしてもらうこともできます。

ChatGPTを利用した場合、GeminiのようにスムーズにGoogleの各種サービスと連携することは難しいため、YouTubeやGoogle WorkspaceなどGoogleのサービスと生成AIを組み合わせて使いたいという方におすすめです。

情報収集の際に事実確認を効率的に行いたいならGeminiがおすすめ

2つ目は、スムーズに事実確認を行いながら文章を作成したいときです。

生成AIを利用すれば、文章を簡単に作成することができるので非常に便利です。しかし、AIから生成された文章は、事実確認が必要になります。なぜなら、すべての文章が正しいとは限らないからです。事実確認の作業は非常に手間がかかるため、多くの時間を費やすケースも珍しくありませんが、Geminiを使用すれば簡単に事実確認が行えるようになります。

その理由は、Geminiのダブルチェック機能です。Geminiにはダブルチェック機能が搭載されており、質問後に生成された文章の最後に表示される『G』のマークをクリックするとダブルチェック機能を利用することができます。

ダブルチェック機能を使うと特定の文章をクリックして回答の根拠を示してもらうことが可能です。これにより、事実確認の作業が非常に容易になるため、事実確認が必要な文章を作成するときは、Geminiの利用がおすすめです。

ChatGPTのおすすめの使い方

ChatGPTのおすすめの使い方

次に、ChatGPTのおすすめの使い方について紹介します。

豊富なプラグインを利用して生成AIを使いたいならChatGPTがおすすめ

1つ目は、豊富なプラグインを使いたいときです。

ChatGPTには、さまざまな機能を利用することができるプラグインが提供されています。プラグインを利用することで、外部サービスと連携することができるため、ChatGPTの利便性を大幅にアップさせることが可能です。例えば、データ分析・可視化ができるプラグインが提供されていたり、生成したデータをCSVに変換してくれたりします。

基本的にGeminiは、Googleのサービスと連携することはできますが、それ以外のサービスと連携して機能を拡張することはできません。しかし、ChatGPTは数多くの開発者が提供するプラグインを利用することができるので、生成AIに柔軟性を求める方は、ChatGPTの利用がおすすめです。

画像認識はChatGPTがおすすめ

2つ目は、画像認識です。

両者は画像認識に対応していますが、ChatGPTのほうが細かく画像解析を行うことができます。ChatGPTに対して建物の写真を送信して解析させるとそのビルの建物の詳細を教えてもらうことはできませんでしたが、写真の中にある建物や背景、環境、植物などを細かく解析してくれました。一方、Geminiは位置情報がある程度学習されているのかどうかはわかりませんが、ピンポイントに建物の名前を返答してくれます。しかし、Geminiが提示した建物の名称は間違っており、正確性を十分に担保することができていない状態です。

ChatGPTはピンポイントに建物の名前を返答してくれませんが、ハルシネーションへの対策が行われているため、より正確な分析結果を得られる可能性が高いでしょう。

長い文章や複雑なテキストを生成・解析したいならChatGPTがおすすめ

3つ目は、長い文章や複雑な文章を生成・解析するときです。

ChatGPTはGPT-4の場合、約2048文字、GPT-4は約3,000~4,000文字まで出力させることができます。一方、GeminiはGemini 1.0 Proの場合、約2,048文字まで出力可能です。つまり、ChatGPTのほうが多くの文字数を出力させることができるので、長い文章を生成するときに使用するのがおすすめです。

また、入力文字数に関してもGPT-4の場合は約6,000文字、GPT-4は約22,000文字となりますが、Geminiは約2,500文字です。そのため、長文を読み込ませて解析させたいというときもChatGPTを利用するほうが便利でしょう。

GeminiとChatGPTを使用する際の注意点

GeminiとChatGPTを使用する際の注意点

GeminiとChatGPTのどちらを使用する場合でもいくつかの注意点があります。ここでは、具体的にどのような点に注意して使えばいいのか解説しますので、ぜひ参考にしてください。

悪用のリスク

1つ目の注意点は、悪用のリスクです。

AIは非常に高い能力を持っており、その技術によって利用者は恩恵を受けています。例えば、業務効率化などを実現できますが、もしユーザーが悪意を持って使用した場合、AI技術を悪用できてしまう可能性があります。例えば、GeminiやChatGPTを使って説得力のあるメッセージを作成し、フィッシング詐欺を行うこともできてしまうでしょう。

また、GeminiやChatGPTは高度なプログラミング技術を持っているため、悪意のあるコードやマルウェアの生成のために使用されてしまうリスクもあります。このように、高度な技術が悪用されてしまうと企業はそれに合わせてセキュリティ対策を強化しなければならなかったり、個人のプライバシーや企業のセキュリティの深刻な脅威になったりするので注意が必要です。

事実ではない情報の提供

2つ目は、事実ではない情報が提供されてしまうという点です。

前述した通り、GeminiやChatGPTが提供する情報は、すべて正しいとは限りません。生成AIは、学習したデータの中で単語が出現する頻度や関連性に基づいて文章を作成するので、そのデータの中に間違った情報が含まれる場合、事実ではない情報を提供してしまう恐れがあります。

GeminiやChatGPTから生成された文章を使用するときは、必ず目視で事実確認を行うようにしましょう。そうすることで、企業や個人が誤った情報を提供してしまう可能性を減らすことができます。

情報漏洩のリスク

3つ目は、情報漏洩のリスクです。

GeminiやChatGPTに送信した情報は、ほかの回答の生成に影響を与える可能性があります。ユーザーから入力される情報は学習の一部として利用されているため、機密情報や個人情報を入力してしまうと情報漏洩のリスクが懸念されます。

GeminiやChatGPTを使用するときは、必ず機密情報や個人情報の入力は避けるようにしてください。もし、社員等が入力する内容を一切学習させたくないという場合は、ChatGPTのAPIを利用するなど、工夫をすることが求められます。

まとめ

今回は、GeminiとChatGPTの違いやおすすめの使い方など、両者を徹底比較しました。GeminiとChatGPTは、それぞれで特徴などが異なるため、ご自身のニーズや使い方に合わせてうまく使い分けるのがおすすめです。また、GeminiとChatGPTには悪用や情報漏洩などいくつかのリスクがあります。GeminiやChatGPTを利用する際は、これらのリスクを理解した上で使用するのがおすすめです。

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