ChatGPTは、大規模言語モデルGPTが搭載されている対話型AIです。まるで人間とメッセージをやり取りしているかのように、自然な対話ができます。日本でもChatGPTは非常に有名なため、プライベートやビジネスで実際に活用されている方も多いのではないでしょうか?
しかし、情報収集や期待通りの出力をChatGPTから得るためには、適切なプロンプトを作成しければなりません。また、顧客にChatGPT搭載のサービスを提供したい場合や自社システムに組み込みたいとき、ChatGPTをWebアプリケーションから利用するよりもChatGPTが搭載されているサービスやAPIを活用するほうが便利です。
そこで、今回はChatGPTを使用したサービスをいくつかご紹介します。
目次
ChatGPT搭載のおすすめのサービス7選
はじめに、ChatGPTが組み込まれているサービスをいくつかご紹介します。概要や特徴についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Yaara
公式サイト:https://www.yaara.ai/
Yaaraは、広告や電子メール、Webサイトなどあらゆるコンテンツを自動で生成するサービスです。例えば、盗作のないオリジナルコンテンツを自動で作成することができたり、SNSの投稿に必要なコンテンツを自動で生成することができたりします。
また、単にコンテンツを自動で作成するだけでなく、集客性への効果も期待できます。例えば、Webコンテンツの場合、検索順位の上位表示を目指したいと考えるのが一般的です。その際、SEO対策が必要になりますが、Yaaraを使用すればSEOに最適化された高品質のブログを数分で作成することができます。
Yaaraには、7日間の無料トライアルが設けられているため、はじめて登録する方は無料で利用することができます。特に、メールやSNS、ブログなどコンテンツ制作の機会が多い方や集客を自動化したいという方におすすめです。
Kickresume
公式サイト:https://www.kickresume.com/en/
Kickresumeは、履歴書をすばやく作成することができるChatGPT搭載のサービスです。このサービスは、履歴書の作成にChatGPTのGPT-4を使用しています。GPT-4はGPT-3.5よりも性能が優れており、有料プランで利用できるサービスです。
Kickresumeを使用すれば、人間が書いたものと区別ができないほどの履歴書を自動で作成することができます。そのため、就職活動をしている方や転職をしたいという人のおすすめです。
SlidesGPT
公式サイト:https://slidesgpt.com/
SlidesGPTは、プレゼンテーション資料を自動で作成することができるChatGPT搭載のサービスです。人間がプレゼンテーション資料を作成するよりも高速に作れるだけでなく、PowerPointやGoogleスライドと連携することができる点も大きなメリットといえます。
SlidesGPTは、無料プランとペイ・パー・ダウンロード、エンタープライズ (ベータ版)の3つのプランが提供されています。ペイ・パー・ダウンロードは2.5ドル、エンタープライズは500ドルです。無料プランを使用しても無制限でプレゼンテーション資料を作成することができたり、簡単に共有することができたりするので非常に便利です。しかし、PowerPointやPDFのファイル形式に対応させたい場合は、有料プランを使用する必要があります。
SlidesGPTは、ビジネスでプレゼンテーション資料を作成する機会が多い人におすすめのサービスとなっています。
TeamAI
公式サイト:https://teamai.com/
TeamAIは、複数人で生成AIを共有することができるChatGPT搭載のサービスです。具体的には、チャットを共有することができたり、150種類以上のプロンプトライブラリを使用できたりします。簡単にいえば、さまざまな人とAIを共有することができるプラットフォームです。
通常、TeamAI のようなサービスを利用する場合、APIを利用しなければなりません。しかし、TeamAI を使用することで、そのような煩雑な作業が不要になります。
TeamAI は、ChatGPTなどのAIをチームで共有したいという方におすすめのサービスです。
Writesonic
公式サイト:https://writesonic.com/
Writesonicは、AIを活用し、SEOに最適化されたコンテンツを生成することができるChatGPT搭載のサービスです。ブログや広告、メール、SNS投稿などあらゆるコンテンツをスピーディーかつ効率的に作成することができます。
Writesonicは、事実に基づく最新のコンテンツ制作が可能です。ChatGPTを使用しているだけでなく、Googleと統合して最新情報を取得できるような設計になっています。これにより、ChatGPTがコンテンツ制作をする際に、正確かつ最新のコンテンツを提供してくれます。
また、キーワードリストの提案や高度なAIアルゴリズムを使用した競合他社のコンテンツ分析も可能です。そのため、Writesonicを活用すれば、SEO対策のトータルサポートを受けられます。
Writesonicは、Webコンテンツなどから集客を目指したい方や現在実施しているコンテンツマーケティングを改善したいという人におすすめのサービスです。
Qlipper
公式サイト:https://qlipper.jp/
Qlipperは、Webメディアのページビュー数やTwitterの波及数を計測するためのChatGPT搭載のサービスです。これにより、ブログやTwitter運用のための手間を削減することができます。
Qlipperは、記事の閲覧数を計測することが可能です。また、Slackと連携することで、自動的に毎日のツイート数やいいね数などを報告してくれます。普段からSNSを運用している方やWebメディアを細かく分析したいという方におすすめのサービスです。
brancher.ai
公式サイト:https://www.brancher.ai/
brancher.aiは、さまざまなモデルを組み合わせてアプリを開発することができるChatGPT搭載のサービスです。100回分無料で利用できるため、すべての人が気軽に試せるようになっています。
通常、アプリ開発にはフレームワークやプログラミングの知識が必要不可欠です。そのため、プログラマーやエンジニアなど、コーディングの経験がある人でなければ開発することが難しいでしょう。しかし、brancher.aiはそのような知識が不要となっており、テキストで指示するだけでアプリ開発ができます。また、文章要約や音声認識など100以上のテンプレートも提供されているため、その点も大きなメリットです。
brancher.aiは、アプリを気軽に開発してみたいという方やAIによるアプリ開発自動化を取り入れたいという人におすすめです。
ChatGPTを活用した法人向けサービス6選
次に、ChatGPTを活用した法人向けのサービスをご紹介します。ChatGPTを使用した法人向けサービスは、企業が活用しやすい便利な機能が搭載されているケースが多いです。実際に、業務の中で使用すれば、業務効率化などさまざまなメリットを活用することができます。現在、企業が抱えている課題を解決することができるChatGPTが搭載された法人向けサービスが見つかる可能性があるため、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
LegalForce
公式サイト:https://legalforce-cloud.com/
LegalForceは、契約審査と品質向上を効率化することができるChatGPT搭載のAI契約審査サービスです。最先端技術と弁護士の知見を組み合わせたサービスであり、契約書に潜むリスクを洗い出してくれます。また、リサーチや修正までトータルサポートをしてくれるため、契約書チェックの手間を大幅に省くことが可能です。
実際に、LegalForceはさまざまな企業や法律事務所で使用されているサービスです。特に企業はさまざまな企業や個人と契約書を交わす機会が多く、一つ一つの契約書に目を通しリーガルチェックをすることに手間やコスト負担を感じている方もいるでしょう。LegalForceは、そのような企業や個人事業主におすすめのサービスです。
ferret One
公式サイト:https://ferret-one.com/
ferret Oneは、BtoBマーケティングに特化し、リード獲得を解決してくれるChatGPT搭載のサービスです。主に、BtoBサイトの構築やマーケティング運用の環境改善、リード獲得施策などを行ってくれます。
ferret Oneには、さまざまな機能が搭載されていますが、その中のひとつにAIアシスタント機能があります。AIアシスタント機能は、ChatGPTと連携した機能となっており、コンテンツ記事やメールの自動作成、データ分析、改善案の提案などが可能です。これにより、マーケティング施策を効率的に進められるようになります。BtoBマーケティングに悩みを抱えている方や効率的に集客のための施策を実行していきたいという方におすすめのサービスです。
SiteGPT
公式サイト:https://sitegpt.ai/
SiteGPTは、自社専用のAIチャットボットを自動で作成することができるChatGPT搭載のサービスです。Webサイトの訪問者の質問に対してすぐに応えられるサービスとなっています。SiteGPTを使用するためには、訓練させる必要がありますが、URLを入力するだけで自動的にフェッチして訓練を開始してくれるので非常に便利です。
SiteGPTを導入することで、Webサイト訪問者の質問に対して即座に応えることができます。これにより、エンゲージメントを向上させることが可能です。また、リアルタイム学習ができたり、設定と訓練が非常に簡単だったりするので、その点が大きなメリットです。
SiteGPTは、自社のホームページなどにAIチャットボットを設置したいという方におすすめのサービスです。
ログミーツ
公式サイト:https://lp.logmeets.jp/
ログミーツは、会議の文字起こしを自動で行うことができるChatGPT搭載のサービスです。すでに導入実績300社以上にも上り、多くの企業で使われているサービスとなっています。
ログミーツを使用することで、会話を自動で文字化し、保存・管理することができます。これにより、会議参加者がメモをする必要がなかったり、議事録作成の負担から解放されたりするので企業にとって大きなメリットです。
tl;dv
公式サイト:https://tldv.io/ja/
tl;dvは、顧客との通話や会議の文字起こしに活用できるChatGPT搭載のサービスです。ZoomやGoogle Meet、Teamsと連携して無料で会議を録画することができます。また、話者検出機能を利用することで、記録した会話を文字起こしすることも可能です。日本語や英語、フランス語などサポートしている言語も多いので、さまざまな機能で活用することができるでしょう。
tl;dvを活用することで、AIが人間の代わりにメモを取ってくれるため、利便性が高くなります。会議や顧客対応時の文字起こしに負担を感じている企業や自動化を図りたい法人におすすめのサービスです。
Graffer AI Studio
公式サイト:https://graffer-aistudio.jp/
Graffer AI Studioは、生成AIを業務の中で活用するために必要なソリューションを提案してくれるChatGPTサービスです。社内規定やマニュアルなどのテキストファイルを取り込み、お問い合わせ対応を効率化するナレッジベースを簡単に作成できます。また、検索精度向上のために必要なRAGを実装していたりします。
AIを活用し、社内の業務プロセスに変革を起こしたい方やAIを活用する上で充実したサポートを受けたい法人におすすめです。
ChatGPTのAPIを活用できるおすすめのサービス3選
次に、ChatGPTのAPIを活用できるおすすめのサービスを3つご紹介します。ChatGPTはWebアプリケーションから利用する場合、ChatGPTはその内容を学習してしまう仕様です。そのため、情報を知られたくないという方は使いづらくなります。
一方、ChatGPTのAPI経由で情報を送信すると記録が残りません。これにより、プライバシーが保護されるので、セキュリティ上安心して利用できるサービスを探しているという人は、これから紹介するChatGPTのAPIを活用したサービスを利用するのがおすすめです。
OfficeBot powered by ChatGPT API
公式サイト:https://officebot.jp/officebot_gpt/
OfficeBot powered by ChatGPT APIは、ChatGPTのアルゴリズムを活用し企業内データを使って回答することができるチャットボットです。このサービスはChatGPT のAPIを使用しているため、ChatGPTに送信するデータがOpenAI側に流れてしまう心配がありません。これにより、ChatGPTを社内で安心して利用することができるようになります。
OfficeBot powered by ChatGPT APIは、安全なデータ管理をした上でChatGPTを使用したい企業におすすめのサービスです。
Leap
公式サイト:https://www.tryleap.ai/
Leapは、あらゆるワークフローを自動化することができるChatGPT API サービスです。プログラミングを使用せずに高度なAIオートメーションを作成することができます。また、OpenAIやMicrosoftなどと連携することで、既存ツールを強化することが可能です。
Leapは、ChatGPTのAPIを活用し、さまざまな作業を自動化して効率的なビジネスを展開していきたい企業におすすめのサービスです。
kintone×ChatGPT
公式サイト:https://kintone.cybozu.co.jp/
kintone×ChatGPTは、さまざまなAPIを活用することで業務アプリが簡単に作成できるサービスです。kintoneは、ChatGPTと連携することができ、自社のノウハウを学習した対話型AIを作成することができます。特に、ChatGPTを活用した業務アプリを簡単に開発したいという方におすすめのサービスです。
まとめ
今回は、ChatGPTを使用したおすすめのサービスをいくつかご紹介しました。ChatGPTが搭載されているサービスをうまく活用すれば、作業を大幅に効率化させることができます。今まで負担だった作業を大幅に改善し、それが働き方改革やDXの推進につながるので、自社に活用できそうなChatGPTサービスが見つかったという方は、導入を検討してみてください。
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