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AWSとAzureを徹底比較!それぞれの特徴や違いを解説

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AWSとAzureを徹底比較!それぞれの特徴や違いを解説

AWSとAzureを徹底比較!それぞれの特徴や違いを解説

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世界で提供されているクラウドコンピューティングサービスの代表格とされているのがAWSとAzureです。クラウドコンピューティングにおけるAWSのシェアは世界No.1であり、次いでAzureが2位となっています。シェア率を見ればわかる通り、両者は多くの企業に選ばれているサービスです。

これからクラウドサービスの立ち上げを検討している企業の中には、AWSとAzureのどちらが適しているのか把握しておきたいという方もいるのではないでしょうか?

そこで、今回はAWSとAzureのメリットや両者の違い、選び方、料金体系などについて詳しく解説します。

目次

AWSの代表的な5つのメリットとは?

AWSの代表的な5つのメリットとは?

AWSのメリットは大まかにわけて5つ挙げられます。それぞれのメリットについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

拡張性に優れている

1つ目は、拡張性に優れている点です。

AWSの代表的なサービスのひとつにEC2が挙げられます。EC2は仮想サーバーを利用できるサービスです。例えば、Webアプリケーションなどを開発するときに使われることが多くなります。

仮想サーバーの性能は、CPUやメモリなどのスペックによって変化します。スモールスタート時はアクセス数が少ないため、低い性能で運用することも多いです。しかし、Webアプリケーションの認知度が広まり、数多くの人々に利用されるようになったとき、スモールスタート時のスペックでは対応できなくなることもあるでしょう。

AWSのEC2ならインスタンスタイプを変更するだけで既存の仮想サーバーのスペックを変更することができます。そのため、拡張性が優れているといわれている理由のひとつです。

パフォーマンスが高い

2つ目のメリットは、パフォーマンスに優れている点です。

AWSは料金と比較してパフォーマンスの高さも大きな特徴です。例えば、パフォーマンス性の高いサーバーはスピーディーにアクセスすることができたり、多くの同時アクセスに耐えられたりします。そのため、Webサーバーが落ちる、Webページを読み込むまでに時間がかかるというような課題を解決することが可能です。

サービスの種類が幅広い

3つ目のメリットは、サービスの種類が幅広い点です。AWSの代表的なサービスをピックアップしただけでも下記のように数多くのものを挙げることができます。

  • Amazon EC2
  • Amazon Simple Storage Service (S3)
  • Amazon Aurora
  • Amazon RDS
  • AWS Lambda

取り扱いサービスが多いため、AWSを利用すれば、要望に沿ったサービスを構築しやすいです。例えば、ビッグデータの分析に活用したり、ストレージサービスを利用して社内の重要なデータのバックアップとして利用したりすることもできます。また、顧客向けのWebアプリケーションなどを開発することも可能です。このように、豊富なサービスを扱っているため、幅広いクラウドサービスの構築に対応することができます。

使用したリソースのみに料金が発生

4つ目のメリットは、リソースに対してのみ料金が発生する点です。

AWSは、従量制を採用しているため、使用したリソースのみに対して料金を支払います。これにより、初期コストを大幅に減らすことができるので、まとまった予算を確保できない企業でも気軽に仮想サーバーの導入が可能です。

また、サービスの利用頻度の変化に合わせて料金も変動します。例えば、利用者が少ないときは、その分料金も安いです。逆に、利用者が増えれば増えるほど、料金は高くなります。これにより、利用者がいないときでも多くの料金を払わなければならないということがないので、企業によってはコストを抑えられる可能性もあるでしょう。

スピーディーなサービスの利用が可能

5つ目のメリットは、スピーディーなサービスの利用が可能な点です。

例えば、AWSのEC2はアカウントを作成後、インスタンスを起動するだけで仮想マシンを起動させることができます。また、AWSのLightsailに関しても短期間でVPSの利用が可能です。サービス利用までに時間がかからないので、その点もAWSの大きなメリットであるといえます。

Azureの代表的な5つのメリット

Azureの代表的な5つのメリット

次に、Azureの代表的なメリットを5つピックアップします。AWSのメリットと合わせてチェックすることで、両者の違いが見えてきますので、ぜひ参考にしてください。

Windows製品との連携しやすい

1つ目は、Windows社が提供する製品と連携しやすいことです。

AzureはWindowsが提供しているクラウドコンピューティングサービスになります。そのため、OfficeやWindowsと操作感が似ているため、多くのWindowsユーザーに親しみやすいです。

また、Microsoft365などとも連携しやすいため、普段の業務でMicrosoft365を使いオンライン会議やクラウドストレージを利用している方が選択しやすいクラウドコンピューティングになるでしょう。

幅広いOSや言語に対応

2つ目は、さまざまなOSや言語に対応している点です。

Azureは下記のOSに対応しています。

  • Windows Server
  • Red Hat Enterprise Linux
  • SUSE Linux Enterprise Server
  • Debian
  • Oracle Linux

また、Azureは現在広く使用されている下記の言語に対応可能です。

  • Python
  • JavaScript
  • Java
  • .NET
  • Go

対応OSとプログラミング言語が幅広いことで、構築できるシステムの種類も多くなります。また、OSや言語だけでなく、VS CodeやVisual Studio、IntelliJ、Eclipseなどサポートしている統合開発環境も豊富です。

ハイブリッドクラウドを前提としている

3つ目のメリットは、ハイブリッドクラウドを前提としてサービスであるという点です。

Azureは、『すべてのシステムをクラウドに移行する必要はない』というMicrosoft社の考えをもとに設計されています。これにより、ハイブリッドクラウドが採用されているため、一部のシステムのオンプレミス運用が可能です。

ハイブリッドクラウドを実現できることで、柔軟性の高いIT環境の構築や生産性の向上などを期待することができます。そのため、Azureの大きなメリットです。

万全なセキュリティ体制を提供

4つ目のメリットは、万全なセキュリティ体制を提供している点です。

Azureのクラウドはカスタマイズが施された専用のハードウェアを使用して構築されています。これにより、ハードウェアコンポーネントとファームウェアコンポーネントにセキュリティコントロールが統合されているため、さまざまな脅威からデータやシステムを守ることが可能です。

また、新しい脅威を検出し、速やかに対処する体制が構築されています。これにより、安全な環境が担保されやすいクラウドコンピューティングです。

BCP対策も万全

5つ目のメリットは、BCP対策も万全な点です。

Azureは世界にデータセンターを所有するクラウドコンピューティングです。それぞれの拠点が強力なネットワークシステムによって接続されているため、BCPにもしっかりと対応可能です。これにより、災害発生時も安定した稼働を実現しやすいので、企業のBCP対策としても効果的でしょう。

AWSとAzureを徹底比較!項目別に違いを解説

AWSとAzureを徹底比較!項目別に違いを解説

AWSとAzureを下記の項目別に比較します。

  • サービス
  • 性能
  • 料金
  • セキュリティ

両者の違いと共通点を把握することができるので、ぜひチェックしてみてください。

サービス

AWS、Azure共に豊富なサービスを提供しています。

例えば、仮想マシンを提供するサービスの場合、AWSはAmazon EC2、AzureはAzure Virtual Machinesです。また、オブジェクトストレージはAWSがAmazon S3、AzureはAzure Blob Storageとなります。

仮想マシン、ストレージ、データベースなどAWSとAzureは豊富なサービスを提供しているため、大きな違いはないでしょう。

性能

2つ目の違いは性能です。AWS、Azureはコア数の考え方が異なるため、性能に違いがあります。

性能に違いが発生する理由は、コア数の割り当てです。AWSの場合、2コアのインスタンスは物理コア1個にマップされます。一方、Azureでは2コアのインスタンスは物理コア1個にマップすることが可能です。割り当てられるコア数がAzureはAWSよりも倍になるため、高性能であるといわれています。

料金

AWSとAzureには、料金に大きな違いがあります。

AWSとAzureの料金体系は、両者ともに従量課金制です。また、どちらにも前払い制度があります。しかし、Azureにはリセラー経由の料金体系が用意されている点が異なるポイントです。AzureはOpenライセンスやエンタープライズ契約が提供されているため、Windowsのソフトウェアパッケージ製品と同じ仕組みで利用することが可能になります。

また、支払い通貨もAWSとAzureで大きく異なるポイントです。AWSは米ドルで決済しなければなりませんが、Azureは日本円の支払いにも対応してもらえます。これにより、Azureのほうが為替レートの変動に影響を受けづらいです。もちろん、大きく変動した際は、料金の見直しが行われる可能性が高いですが、過度な円安・円高に影響を受けづらいため、Azureの大きなメリットといえます。

セキュリティ

セキュリティの強さは、AWSとAzureで共通するポイントです。

AWSは、投資額を公表しているわけではありませんが、強固なセキュリティ体制を最優先課題としており、積極的に取り組む姿勢を示しています。また、セキュリティに対して継続的な投資を行うことも方針として掲げているため、安全性の高いクラウドコンピューティングです。

一方、Azureに関しても十分なセキュリティ体制を構築されている点で共通しているポイントです。Microsoft社はセキュリティ関連の研究開発に10億ドルの投資を実施しています。そのため、セキュリティ強化に対して積極性があるといえるでしょう。

AWSとAzureどちらを選べばいい?得意分野に合わせて最適なほうを選択しよう!

AWSとAzureどちらを選べばいい?得意分野に合わせて最適なほうを選択しよう!

AWSとAzureには、それぞれの特徴があるため、企業が構築したいシステムやニーズによって適切なほうを選択することが重要です。AWSが適している企業、Azureが最適な企業にわけて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

AWSが適している企業

AWSが適している企業の特徴は下記の3点です。

  • 他社製品との連携を考えている企業
  • グローバルなクラウドサービスを検討している企業
  • 豊富な機能を利用したい企業

それぞれの特徴を解説します。

他社製品との連携を検討している

他社製品との連携できるシステム構築を検討している企業は、AWSが適しているといえます。AWSは、Microsoft製品だけでなく、Salesforceなどほかのクラウドサービスとの連携も可能です。汎用性が高いため、他社製品との連携を検討している企業に最適なクラウドコンピューティングといえます。

グローバル展開を考えている

グローバル展開を考えている企業は、AWSがおすすめです。AWSは、245の国と地域で利用することができるクラウドコンピューティングになります。世界の各地点にデータセンターがあるため、グローバルサービスを展開する企業に最適です。

豊富な機能を利用したい

豊富な機能を利用したい企業におすすめのクラウドコンピューティングです。

Azureと大きな差はありませんが、AWSは200以上のサービスを展開しているため、豊富な機能を利用できます。仮想マシンはもちろんのこと、クラウドストレージやリレーショナルデータベースなどさまざまな機能を利用可能です。

また、各サービスと連携することもできます。例えば、EC2のインスタンスにS3バケットへのアクセス権を付与するというようなことも実現可能です。そのため、大規模なシステム構築を検討している企業にもAWSは最適といえます。

Azureが適している企業

Azureが適している企業は下記の2点です。

  • Windows製品との連携を考えている企業
  • 高度なセキュリティを実現したい企業

それぞれの企業の特徴を解説します。

Windows製品と連携したい

AzureはMicrosoft社が提供するクラウドコンピューティングなので、Microsoft製品との親和性が高いです。そのため、AWSよりもMicrosoft製品との連携がしやすくなっています。例えば、Windows Serverで構築されたシステムをクラウドに移行したい企業などはAzureを選択するのがおすすめです。

高度なセキュリティを実現したい

高度なセキュリティを実現したい企業は、Azureの利用を検討しましょう。

AWSにおいてもセキュリティ体制が万全で知られるクラウドコンピューティングです。しかし、具体的な投資額などを公表していないため、客観的にセキュリティへの取り組みを知ることはできません。

一方、Azureは100億ドル以上投資していることを公表しているため、数字でセキュリティ対策への取り組みを把握できます。十分なセキュリティ体制が構築されていると考えられるので、安全性を重視したい企業はAzureの利用を検討しましょう。

AWSとAzureの料金について

AWSとAzureの料金について

AWSとAzureの料金はそれぞれ従量課金制を採用しているクラウドプラットフォームです。AWSとAzureの料金について例を交えながら詳しく解説します。

AWSの料金と具体例

AWSには複数のサービスがあり、それぞれで料金が異なります。

例えば、代表的なサービスであるEC2の場合、コンピューティングやストレージ、データ転送量に対して費用を支払わなければなりません。インスタンスタイプがt3.nanoの場合、1時間あたりの料金は0.0114USDです。また、ストレージは1GB単位で課金され最初の50TBは月額0.025USDとなります。

利用するサービスに合わせて詳しい料金を知りたい場合は、AWSが提供しているAWS料金見積もりツールの利用がおすすめです。

Azureの料金と具体例

Azureも同様に、利用するサービスや性能によって料金が変化します。

例えば、Linux Virtual MachinesのBsシリーズを利用する場合の一部のインスタンスごとの料金は下記の表の通りです。

Linux Virtual MachinesのBsシリーズを利用する場合の一部のインスタンスごとの料金

サービスに合わせて詳しい料金の詳細は、Azureが提供している料金計算ツールを参考にしてください。

まとめ

今回は、AWSとAzureを比較し、それぞれのメリットや具体的な違いについて詳しく解説しました。AWSとAzureには特徴があり、得意分野も異なりますので、企業は自社のニーズに合わせて適切なほうを選択するようにしましょう。

これからAWSやAzureを利用してクラウドサービスの構築を検討している企業は、株式会社クラウドシードを利用してみませんか?株式会社クラウドシードは、Webアプリケーションやオリジナルシステムの構築などを手掛けるシステム開発会社です。AWSやAzureを使用したシステム構築経験も豊富なので、ご連絡いただければ企業のニーズに合わせて最適なご提案をさせていただきます。興味がある方は、下記のお問い合わせからお気軽にご相談ください。

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