こんにちは。株式会社クラウドシード、システム開発部です。
基幹システムは、企業の業務を支える中核のシステムで実際に多くの企業が導入しています。頻繁に耳にする機会が増えており、珍しい言葉ではなくなりましたが、具体的にどのようなシステムなのかわからない、導入することで企業が得られるメリットを知りたいと感じている方もいるのではないでしょうか？
今回は、基幹システムの概要やその中に含まれるシステムの種類、導入後のメリットについて解説しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
目次
基幹システムとは？
基幹システムとは、企業が業務の中で扱う情報を管理するためのシステムの総称です。わかりやすく表現すれば、業務を遂行する上で必要な複数のシステムのことを意味します。
例えば、商品を販売する企業は、それぞれの商品に対して売れ行きや在庫の有無を確認しなければなりません。また、お客さんが商品を購入する際、会計処理が必要になります。このような業務には、販売管理システムや在庫管理システムが必須であり、そのようなシステムのことを基幹システムと表現するのです。
基幹システムの代表例５つ
基幹システムの代表例、業務について詳しく解説します。
販売管理
販売管理とは、商品を販売するまでの一連のフローを情報として管理することです。誰にどのような商品をいくらで販売したのかという情報を管理することで、収支状況の可視化や商品ごとの売上の把握をすることができます。主に、小売業などに取り入れられていることが多いです。
在庫管理
在庫管理は、自社で扱う商品の在庫を管理することです。主な目的は顧客に商品を提供すること、機会損失を防ぐことなどが挙げられます。生産性の向上やキャッシュフローの安定など企業にメリットがあるため、在庫管理システムを導入している企業は多く、適切な在庫管理を確実に行うことであらゆる業務の効率化に繋がります。
生産管理
生産管理は、受注・仕掛状況を把握しながら材料の確保や製造工程など、企業の生産業務全般を管理することを意味します。例えば、メーカー企業は商品の注文を受けるとそれに必要な資材を準備しなければなりません。また、その資材を使い注文の商品を製造する必要があります。業務フローが複雑になりやすく、業務課題が浮上しやすいため、それらを解決するために生産管理システムを導入している企業が多いです。
購買管理
購買管理とは、資材・材料を外部から購入、購買の一連のプロセスを適切に管理することです。購買管理システムには購買計画や仕入れ先管理、注文伝票や仕入伝票の作成、支払締めや振り込依頼書の作成など、購買業務に付随する面倒な作業を効率化する複数の機能があります。購買管理の業務フローをサポートしてもらえる為、多くの企業でシステムを導入しています。
ERP
ERPとは、統合基幹業務システムのことです。生産管理、販売管理、在庫管理、財務会計、人事給与などの複数のシステムが1つにまとめられているシステムのことを意味します。ERPは統合データベースで一元管理することができる点が特徴です。基幹システムは業務に必要なシステムを指し、それぞれの連携にはデータ連携ツール等が必要になりますが、ERPは連携が不要になります。
基幹システムを導入することで得られる3つのメリット
基幹システムを導入することで企業は3つのメリットを獲得することができます。導入するかどうか検討する企業はぜひ参考にしてください。
業務の効率化
1つ目のメリットは、業務の効率化です。
基幹システムを導入することで在庫管理や生産管理などをすべてコンピューター上で行うことができるようになります。例えば、在庫管理を行う場合、適切な商品数をコンピューターに入力すれば、それを共有することが可能です。コンピューター上で管理することで業務の負担を減らすことができるため、その点が大きなメリットといえます。
経営の可視化
2つ目は、経営の可視化です。
基幹システムを導入することで販売管理や生産管理などあらゆる情報をデータとして管理することができるようになります。これにより、経営状況を簡単に把握することが可能になるため、経営状態の可視化を実現することができるでしょう。
業務上のリスクを抑制
3つ目のメリットは、業務上のリスクを抑制できることです。
基幹システムを導入することで業務の標準化を果たすことができます。これにより、属人化を防ぐことができるため、特定の人材だけが行える業務を減らすことが可能です。また、標準化により業務内容がシンプルになるため、新人が覚えることも少なくなります。これにより、優秀な人材の流出などを抑えることもできるでしょう。
ヒューマンエラーを防止することができる点も基幹システムのメリットです。入力した文字の間違いや抜け漏れをコンピューターが指摘してくれるため、人為的ミスを最小限に防ぐことができます。
まとめ
今回は、基幹システムの概要や種類、メリットについて詳しく解説しました。基幹システムは業務を遂行する上で必須のシステムです。実際に導入することで、業務の効率化や経営の可視化などさまざまなメリットを獲得することができます。これから導入を検討している企業は、ぜひ専門のシステム開発会社に相談して要望に沿ったシステムを構築してもらいましょう。
これから自社の基幹システム構築、リプレイスを検討している方は、株式会社クラウドシードにご相談してみてはいかがでしょうか？
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