Photoshopを使って画像の背景を透明化する方法4選
こんにちは。
株式会社クラウドシードの制作担当です。
Photoshopで背景を透明にする方法は、白一色のアイコンと、輪郭が複雑な写真で選び方が異なります。白い部分だけなら色域指定やマジック消しゴム、人物や髪の毛は選択範囲とレイヤーマスクが出発点です。透過を維持したい場合はPNGの書き出し設定まで確認してください。
以下の4手順と画面画像はPhotoshop 2021版で制作したものです。現在の画面では項目名や配置が異なる場合があるため、現行の機能は本文に示したAdobe公式ヘルプで確認してください。この記事の更新時に最新デスクトップ版で全操作を再現したわけではありません。
白い背景を透明にするなら、まず方法を選ぶ
背景が白一色のアイコンなら、この後に紹介するマジック消しゴムや色域指定で選択できます。ただし、被写体にも白がある画像では必要な部分まで消えることがあるため、消去前に選択範囲を確認してください。輪郭を後から直したい写真は、ピクセルを直接消すよりレイヤーマスクを使う方法が適しています。
現在のPhotoshopでは、Adobeが案内するクイックアクション「背景を削除」も試せます。画像レイヤーを選択し、ロックを解除してから「もっと知る」パネルのクイックアクションで実行し、輪郭が不十分ならマスクをブラシで調整します。以下の画像付き4手順はPhotoshop 2021版で作成したため、現行画面ではメニューの位置や表示名が異なる場合があります。
Photoshopを使って画像背景を透明化させる方法
1.下準備
①新規ファイルの背景を透明にする
Photoshopでは、新規ファイル作成の際に背景色が選択できるようになっています。

新規作成ボタンをクリック

新規ドキュメントのカンバスカラーをクリックします。

タブの中から透明を選択、作成ボタンを押します。

これで、背景が透明のファイルが作成できました。
②背景をレイヤーにする
Photoshopでは画像ファイルを直接開くと、レイヤーが「背景」という状態になっています。このままでは使えない効果や加工が多くあるため、「レイヤー」に変更してあげましょう。
(実践用にICOOON MONOさんから花のアイコンをお借りしました。ありがとうございます。)

まず、画像を開いたら右下のレイヤーパネルのサムネイル右端についている「鍵マーク」をクリックします。

「鍵マーク」が外れたら完了です。
2.背景を透明にする方法
下準備ができたので、実際に画像の背景を透明にしてみましょう。
①白背景を透明にする
先程の花のアイコン画像の背景を透明にしてみましょう。今回は2つの方法をご紹介します。
マジック消しゴムツールを使用する方法
マジック消しゴムは近い色をまとめて消すため、背景と被写体が似た色なら必要な部分まで消えることがあります。元画像を残した複製レイヤーで試し、消去後の輪郭を確認してください。

画像を開き、背景からレイヤーに変換した状態でツールパレットから「マジック消しゴムツール」を選択します。(消しゴムツール長押しで表示されます。)

上部のメニューで詳細設定が行なえます。
今回は背景を透明にするので、不透明度を100%に設定します。

レイヤーを選択し、透明にしたい部分をクリックします。
無事に背景が透明になれば完了です。
色域指定を使用する方法
背景がほぼ1色なら色域指定で近い色を選択できます。ただし、被写体内の同色部分も選択され得るため、消す前に選択範囲を確認してください。

「選択範囲」メニューから「色域指定」を選択します。

背景の白い部分をクリックし、色域指定ウィンドウの「OK」を押します。

「編集」メニューから「消去」を選択します。

背景が透明になれば完了です。
おまけ:色域指定を利用して背景色を変更する方法
今回は選択範囲を消去し透明にしましたが、色域指定を利用し背景色の変更を行うこともできます。手順を簡単に紹介しますね。
- 「選択範囲」メニューから「色域指定」を選択します。
- 背景の白い部分をクリックし、色域指定ウィンドウの「OK」を押します。
- 背景が選択範囲になっている状態で「編集」>「塗りつぶし」>「カラー」を選択します。
- カラーパレットや色コードを入力することで背景が任意の色に変わります。
②写真の背景だけ透明にする
次は写真の背景を透明にしてみましょう。
輪郭が比較的はっきりした写真では、クイック選択で背景を選ぶ方法があります。被写体と背景の境界が曖昧な写真は追加調整が必要です。
(実践用にぱくたそさんから写真をお借りしました。ありがとうございます。)
クイック選択ツールを使用する方法

画像を開き、背景からレイヤーに変換した状態で、ツールパレットから「クイック選択ツール」を選択します。

透明にしたい部分をドラッグしてなぞっていきます。

必要な部分まで選択されてしまった時は、「Alt」キーを押しながら選択を解除したい部分をなぞってください。

背景部分が選択できたら、「編集」メニューから「消去」を選択します。
背景が透明になれば完了です。
レイヤーマスクを使用する方法
人物の髪や動物の毛並みのように境界が複雑な写真では、選択とマスクで輪郭を調整し、元画像を残せるレイヤーマスクとして出力する方法が向きます。1回の自動処理で必ず自然に切り抜けるわけではありません。
画像を開き、背景からレイヤーに変換した状態で「選択範囲」メニューから「選択とマスク」を選択します。(ショートカットキー:Mac/command+option+R | Windows/Alt+Ctrl+R)

選択範囲をわかりやすくするため、表示モードを「オーバーレイ」にします。

始めから選択されている「クイック選択ツール」で、残したい場所をドラッグしながら選択していきます。

次に、境界線ブラシツールをつかって髪の毛などふわふわした部分をなぞっていきます。
境界線ブラシツールであればファーや動物の毛並みなども綺麗に選択できます。
元の画像は残しておいたほうが修正などにも対応できるため、出力先は「新規レイヤー(レイヤーマスクあり)」がおすすめです。

出力先の設定ができたら「OK」をクリックし、元の画面に切り替わります。
背景が透明になれば完了です。
白い部分が残る・被写体も消えるとき
白いふちが残る場合は選択範囲を拡大して確認し、マスクを使って必要な部分を戻しながら境界を調整します。被写体内の白まで消える場合は、色域指定やマジック消しゴムを使う前に選択対象を限定するか、レイヤーマスクへ切り替えてください。透明の市松模様が見えても、書き出したJPEGは透明を保持しません。PNGで保存後、別の背景色の上で縁を再確認します。
現在の「背景を削除」機能や保存方法はAdobe公式の背景削除手順と透明画像の保存案内を参照してください。
まとめ
白背景のアイコンは色域指定・マジック消しゴム、単純な写真はクイック選択、輪郭の複雑な写真は選択とマスクを検討します。どの方法も元画像を保持し、必要に応じて輪郭を調整してから透過PNGで書き出すことが重要です。
背景が白などはっきりしている画像(アイコンなど)は
・マジック消しゴムツール
・色域指定
・クイック選択ツール
人物の髪の毛や動物の毛並みなど境界線がはっきりしない写真を綺麗に切り抜きたい時は、レイヤーマスクを使用しましょう。
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透明部分を保ったまま書き出すには
編集を続けるなら元のPSDを残し、Web用画像などの透過が必要な納品データはPNGの透明設定を確認して書き出します。JPEGでは透明部分を保持できません。書き出したファイルを別の背景色の上に置き、白い縁や切り抜き漏れがないか確認してください。形式ごとの扱いはAdobe公式の書き出し設定を参照できます。
透過画像をWebサイトで使う場合は、画像だけでなく表示サイズや読み込み速度、サイト全体の目的も確認します。制作・改修まで検討する場合はWebサイト制作の相談内容をご覧ください。