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Geminiとは?使い方や活用方法について解説

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Geminiとは?使い方や活用方法について解説

Geminiとは?使い方や活用方法について解説

現在、企業や個人は積極的にAIを活用しています。実際にAIを活用することで、人間が行うよりも迅速に処理ができるため、業務効率化や生産性の向上などを期待することが可能です。また、AIを導入することで、特定の業務を自動化することができます。これにより、コストを削減することできるため、その点も大きなメリットのひとつです。さらに、ビッグデータの解析やニーズに合ったマーケティング・サービスの提供など企業や個人に多くのメリットがあるため、積極的にAIが使われている理由となります。

このように、現代社会においてはAIが積極的に活用されていますが、従来に比べて種類が増加し、選択に迷われる方もいるのではないでしょうか?その中でも急成長を遂げているAIとしてGeminiが挙げられます。実際に、Geminiの使い方や活用方法を知りたいという方も多いでしょう。

そこで、今回はGeminiの概要や使い方、活用方法について詳しく解説します。

目次

Geminiとは?

Geminiとは?

Geminiは、Googleが提供する生成AIサービス全般を指す言葉です。マルチモーダル生成AIモデルを意味し、テキストや画像、音声、動画などを入力してテキストや画像を生成してもらうことができます。

Googleは、元々AIサービスであるBardを提供していました。しかし、2024年2月にBardがGeminiに統合されてそこから急速な進化を遂げています。生成AIといえば、OpenAIのGPT-4が主力の生成AIモデルでしたが、現在では多くの指標でGeminiがGPT-4を上回っており、GPT-4の性能よりも高いと評価している方もいます。そのため、現在大きな注目を集めている生成AIモデルです。

ちなみに、マルチモーダルAIとは、テキストや画像、音声など異なるデータを学習・処理できるように統合したAIモデルのことです。生成AIとして有名なGPT-4に関してもマルチモーダルAIに分類されます。さまざまなデータや情報を参照し、関係性を構築しながら推論する能力を自然言語処理技術と統合させることで、自然で効率的なタスク処理が可能になっています。

Geminiのモデルについて

Geminiには大まかにわけて下記の3つのモデルがあります。

  • Gemini Nano
  • Gemini Pro
  • Gemini Ultra

Gemini Nanoは、Google Pixel 8 Proに搭載されているモデルです。デバイス上のタスク処理に対するコストパフォーマンスが高く、軽量な処理を並行で進めることに適しています。一方、高度な処理や重たい処理には向かないモデルです。

Gemini Proは、はじめにGoogleが提供を開始したAIサービス『Bard』に搭載されているモデルです。幅広い入出力の対応に優れており、Geminiの無料プランで使われているモデルになります。

Gemini Ultraは、もっとも性能が高い上位モデルです。旧Bardでは、有料サービスとしてGemini Advancedを提供していますが、そこに搭載されているモデルになります。簡単にいえば、Geminiの有料版といえるでしょう。Gemini Proに比べてストレージが大きいという点が主な特徴になります。

Geminiの料金について

Geminiの料金について

Geminiは、Googleアカウントを所有している人であれば、誰でも無料で利用することができます。そのため、無料プランの場合は料金の負担が少ないです。

一方、Geminiは上位版としてGemini Advancedを提供しています。先ほども解説したように、Gemini Advancedには上位モデルのGemini Ultraが搭載されており、料金は有料です。利用するためには、定額プランのGoogle One AIプレミアムに加入する必要があります。月額2,900円必要になりますが、2TBのストレージ容量がセットになっているため、Googleのオンラインストレージを利用している人がGoogle One AIプレミアムに加入すれば、結果的に低価格でサービスを利用することが可能です。

GeminiとBardには違いがあるの?

2024年2月に元々Googleが提供していたAIサービス『Bard』がGeminiに統合されたので、Bardの名称はBardからGeminiに変更されています。両者ともGoogleが提供しているサービスであり、大きな違いはありません。実際に、Googleの検索エンジンで『Bard』と検索すると、Geminiが表示されます。

Geminiの具体的な使い方

Geminiの具体的な使い方

Geminiの使い方は大まかにわけて4つあります。Geminiを使うための選択肢には何があるのかがわかるので、ぜひチェックしてみてください。

Bardを利用する

1つ目は、Bardを利用する方法です。

Bardは、Googleが提供している生成AIサービスであり、すでにBard にはGemini Proが搭載されています。また、Google Advancedを選択することで、Gemini Ultraの利用も可能です。このように、Geminiが搭載されたことで、要約や推論、文章の編集などBardでできることが増加しています。

Vertex AIを使用する

2つ目は、Vertex AIを使用する方法です。

Vertex AIは、生成AIを構築するためのGoogle CloudのAI開発プラットフォームを意味します。Gemini 1.5 proやGemini 1.5 Flashにアクセスして活用することができます。Geminiが搭載されたことでテキストや画像、動画などを使用してプロンプトを作成し、テストを実行することができます。また、Geminiだけでなく、Gemmaの利用も可能です。

Google Pixel

3つ目は、Google Pixelを利用する方法です。

Google Pixelは、Android OSを開発したGoogle純性のAndroidスマホを意味します。Googleのモバイル向けAIであるGemini Nanoを利用することができ、レコーダーアプリでAIが音声の内容を要約することができたり、チャットの返答の内容をAIが提案してくれたりします。また、Gemini Nanoはインターネットに接続していない状態でも利用することが可能です。また、センシティブなデータは端末外に漏れることがないように防止する機能も搭載されているため、安心して利用することができます。

Google各種サービスを活用する

4つ目は、Googleの各種サービスを活用することです。

Googleは、Google検索やGoogle広告、ChromeなどGoogleが提供しているサービスに対して順次Geminiを搭載することを公表しています。例えば、Gemini in Searchではすでに試験運転が開始されており、ユーザーの検索生成エクスペリエンスの高速化や米国における英語版での40%遅延削減などを達成しています。

Geminiにプロンプトを送信するまでの手順

次に、Geminiを使用してプロンプトを作成し、回答を得るまでの手順について詳しく解説していきます。どのように、Geminiにアクセスして使えばいいのかわからないという方は、ぜひ参考にしてください。

1. Geminiは下記のURLからアクセスすることができます。また、Google検索からGeminiと入力し検索することで、検索結果一覧からアクセスすることも可能です。

2.URLにアクセスすると、Geminiの公式ページに遷移します。Googleアカウントを所有している方は、自動でログインされます。しかし、Googleアカウントを所有していない方やログインをしていない人は、事前にアカウント登録やログイン作業を行っておく必要があります。

URLにアクセスすると、Geminiの公式ページに遷移します

3.下部に『ここにプロンプトを入力してください』と書かれた入力フォームがあります。そこにプロンプトを入力して、Geminiから回答を得ることが可能です。今回は、Geminiの概要を知りたいため、『Geminiについて教えてください。』と入力しました。

下部に『ここにプロンプトを入力してください』と書かれた入力フォーム

4.Enterを押すと下記のように、Geminiから回答を得ることができました。これでGeminiにアクセスして回答を出力させる手順の解説は以上です。

Geminiから回答を得ることができました

Geminiの便利な7つの活用方法

Geminiの便利な7つの活用方法

GeminiはGoogleが提供するさまざまなサービスで利用することができます。実際に、活用できる場面も多いため、どのような活用方法があるのか事前に知っておくと便利です。早速、Geminiの便利な活用方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

URLからWebページを要約してもらう

1つ目は、Webページの要約です。

Geminiは、WebページのURLから記載されている内容を自動で要約することができます。自分が要約したいページのURLをプロンプト入力フォームに貼り付けて、『このWebページを要約してください』と入力するだけで回答を得ることが可能です。

現在、Webページの中には、1つのテーマに対して非常に詳しく解説しているものが多く、文字数が多いので、短時間で読み終えられないケースもあります。そのようなときに、Geminiに要約してもらえば、必要な情報だけをまとめてもらうことができるので非常に便利です。また、海外のWebサイトから情報を収集したいときや専門的なWebページを解読したいときもGeminiをうまく活用すれば、効率的に情報収集を行うことができるでしょう。

スライド資料や画像の内容をテキストにまとめる

2つ目は、スライド資料や画像の内容の要約などです。

Geminiに送信できるデータはテキストだけでなく、画像や動画なども含まれます。そのため、スライド資料をGeminiにアップロードして『このスライド資料の内容をまとめてください』というプロンプトを送信すれば、スライド資料をわかりやすくまとめてもらうことも可能です。また、単に内容をまとめたり、要約したりするだけでなく、関連情報を追加してもらうこともできるため、元々の資料よりも理解しやすくなります。

資料だけでなく、文字を含まないデータに関しても説明してもらうことが可能です。例えば、文字を含まない写真やイラストなどの説明をGeminiに求めることもできます。

手書きのメモの要約及び解説

3つ目は、手書きのメモの要約や解説です。

Geminiは画像解析に対応している生成AIモデルです。そのため、手書きで書いたメモや図を解析してもらうこともできます。

例えば、カスタマーサポートで顧客からの要望をメモし、それをGeminiに要約してもらい社内で共有することで、顧客対応の効率化や顧客満足度の向上を期待することが可能です。また、手書きのアンケートを集計する際や案内図を清書するときなども活用することができるでしょう。

ブログ記事の企画の提案

4つ目は、ブログ記事の企画の提案です。

ブログ記事の企画は、まず対策キーワードをリストアップし、そこから集客に最適なキーワードを選定して構成案を作成します。これらの作業はSEO対策を考えながら行う必要があるため、非常に時間がかかる作業です。しかし、Geminiを使用することで、簡単に記事の企画を複数提案してもらうことができます。

Geminiを活用してブログ記事の提案を行ってもらうことで、コンテンツ制作の効率化を期待することができます。ブログ運営者は記事執筆に時間を集中させることができるので、その点が大きなメリットです。

ニーズに合ったYouTube動画の検索

5つ目は、ニーズに合ったYouTube動画の検索です。

Geminiにプロンプトを入力するだけで最適なYouTube動画を検索することができます。例えば、『SEO対策について詳しく解説されたYouTube動画が見たい』や『美味しいハンバーグの作り方を解説している動画を見たい』というようにプロンプトを送信することで、それに最適なYouTube動画をピックアップしてくれます。もちろん、URLなどその動画がどこにあるのかも詳しく教えてくれるため、YouTube動画を検索する際に活用することもできるでしょう。

ソースコードの生成

6つ目は、ソースコードの生成です。

一般的にプログラミングは、エンジニアやプログラマなど、プログラミング言語などに精通している人が行うものでした。しかし、Geminiを使用すれば、ソースコードを生成してもらうこともできるため、エンジニアやプログラマではない人でもプログラミングをしてアプリケーションに機能を実装することは可能になっています。

例えば、Geminiに『WebフォームをJavaScriptで実装してください』と送信することで、ソースコードを直接出力させることも可能です。また、Geminiは複数のプログラミング言語にも対応しているため、PythonやPHPなど自分が使用したプログラミング言語でソースコードを出力してもらうことができます。

議事録の作成

7つ目は、議事録の作成です。

Geminiはテキストや画像ではなく、音声入力にも対応している生成AIモデルです。そのため、音声でプロンプトを入力することもできます。

そして、これをうまく活用することで、議事録の作成が可能です。例えば、商談や会議の音声を事前に録音しておき、Geminiに『音声内容をもとに議事録を作成してください』と伝えるだけで議事録を作成してもらうことができます。これにより、議事録作成時に必要だった文字起こしの作業が不要になるため、大幅な業務効率化を期待することができるでしょう。

まとめ

今回は、Geminiの概要や使い方、活用方法について詳しく解説しました。生成AIモデルとしてChatGPTが非常に注目されていますが、Geminiは多くの指標でChatGPTを凌駕しており、急成長している生成AIモデルです。テキストや画像だけでなく、音声などさまざまなデータを入力することができるため、幅広いシーンで活用することができます。コスト削減や業務効率化など数多くのメリットを獲得することができるので、この機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか?

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