こんにちは。株式会社クラウドシード、システム開発部です。
現在、数多くの日本企業は積極的にシステムを導入しています。例えば、医療現場では電子カルテを活用するために、ICTの導入を進めているところも多いです。また、文部科学省はICT教育の導入を推進しているため、教育の現場でもオンライン授業が増えています。
このように一般企業がシステムを導入する背景には需要の高まりが挙げられます。今回は、一般企業のシステム導入の需要が高まっている理由や利用実態について詳しく解説しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
目次
一般企業のシステム需要が高まっている3つの理由
システム導入の需要が高まっている理由は大まかにわけて3つあります。
DXの推進
1つ目の理由としてDXの推進が挙げられます。
“DX”という言葉は非常に広く認知されるようになり、聞いたことがあるという方も少なくないでしょう。DXは、データとデジタル技術をうまく活用してビジネスモデルに変革を起こし、世界で日本の企業の競争力を高める目的で経済産業省等が推進している取り組みです。例えば、店舗経営をやめてネットショッピング経営に移行するなどが身近なDXの例として挙げられます。
DXを推進するためには、データとシステムの活用は大前提です。そして、DX化を目標に掲げて活動している企業が増えたので、システム導入の需要が高まっている理由になります。
コロナ禍による働き方の変化
2つ目の理由は、コロナ禍によって働き方が変化したからです。
緊急事態宣言の発令によって一般企業においてもテレワーク7割が推奨されました。対面による人と人との接触を避けるようにする風潮が広がったため、Web会議やチャットなどのコミュニケーションツールが積極的に導入されるようになったのです。
もちろん、Web会議やチャットなどのツールはシステム導入しなければ利用することができません。そのため、新型コロナウイルス感染拡大が一般企業のシステム導入を後押ししたことも事実です。
政府による積極的な支援事業の実施
3つ目は、IT導入補助金など政府が支援事業を実施しているためです。
政府は、自社の課題やニーズに合ったシステムを導入する中小企業・小規模事業者向けに支援事業を行っています。中小企業の売上げアップや業務効率化をサポートするのが主な目的です。
補助金を利用すれば、導入にかかる費用の一部を補助してもらうことができるため、中小企業は結果的に低予算でシステムを導入することができます。そのため、2022年企業がシステム導入を積極的に行っている理由のひとつになるでしょう。
企業はシステム導入で何を解決しているのか?利用実態をチェック!
一般企業は、なぜシステム導入を積極的に行っているのでしょうか?その理由は、導入することによって企業が抱える課題を解決することができるからです。
次に、一般企業がシステム導入によって解決している課題を5つご紹介しますので、利用実態について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
業務プロセスの効率化
一般企業はシステム導入によって業務プロセスの効率化を図っています。
IT導入補助金においても中小企業の業務効率化が目的のひとつとなっており、その課題を解決するために取り入れる一般企業は多いです。システムを導入することで業務プロセスの一部を自動化・機械化することができるため、プロセスの効率化に大きな効果をもたらします。
業務把握・情報把握
業務把握・情報把握の課題を解決する目的で導入する企業は非常に多いです。
システムを導入することによって情報伝達が容易になります。例えば、口頭による情報伝達を行う場合、対面で会話をしなければなりません。また、情報を記録するためには、メモを取るなどの対応が必要です。
システムを導入することでリアルタイムに業務や情報を把握することができます。また、情報は記録されるため、後で振り返ることができる点も大きなメリットです。
コスト削減
システムの導入によって開発・運用コストの削減を達成している企業も少なくありません。例えば、ペーパーレス化によってコピー用紙の費用を削減することができたり、業務プロセスを自動化することによって人件費を抑えられたりします。
システムには導入費がかかりますが、補助金などでサポートを受けられます。また、補助金を利用できない場合でも長い目で見てトータルコストを削減できるため、経費に関して課題を抱えている方は、導入を検討するのがおすすめです。
ビジネスモデルの変革
ビジネスモデルを変革させるためにシステムを利用する企業が増えています。
先ほどご紹介した通り、DXを推進するためには、ビジネスモデルの変革は必要不可欠であり、それを達成するためには、データとデジタル技術の活用は必須です。DX化を進めなければ世界だけでなく、日本国内においても競争力を維持することは難しくなるため、DXやビジネスモデルの変革という課題を解決する目的で導入する企業はとても多くなっています。
グローバル化
グローバル化を果たすために、導入する一般企業もいます。
売上げアップのために、国内だけでなく、ビジネスを世界に広げたいと考えている方もいるのではないでしょうか?しかし、グローバル化を果たすためには、言語と距離という課題を解決する必要があります。
システムを導入することでグローバルなコミュニケーションを実現できるだけでなく、自動翻訳などのAIにより言語の壁も突破することが可能です。これにより、企業のグローバル化も後押ししてくれます。
まとめ
今回は、2022年における一般企業のシステム需要や利用実態について解説しました。ご紹介した通り、現在多くの企業が新規システムを積極的に導入しています。もし、この波に乗り遅れてしまうと自社の競争力が低下したり、申請期間が過ぎたことで補助金が使えなかったりする可能性もあるでしょう。もし、業務プロセスやコストに課題を抱えている企業は、この機会にシステム導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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