「システム開発を依頼して失敗しないか心配」
「外注する際の注意点は?」
システム開発を失敗せずに依頼するには、どうしたら良いのか疑問に思う方も多いでしょう。
システム開発は、開発会社に任せきりにすると失敗する場合も多いと言われており発注者側も積極的に参加するなどの注意が必要です。
この記事では、システム開発を依頼する際に注意するべきポイントを「発注前」と「発注後」で合計7つ解説していきます。
ぜひ、最後まで読んで円滑にシステム開発を依頼してみてください。
目次
システム開発を依頼する際の注意点|発注前
システム開発を開発会社に依頼する前には、以下4つの点を確認・実行しましょう。
- 1.システムに求める仕様を明確に伝える
- 1.外注費用だけで依頼先を選ばない
- 3.運用後のサポートも視野に入れる
- 4.契約内容をきちんと確認する
それぞれを詳しくみていきましょう。
システムに求める仕様を明確に伝える
システム開発会社に依頼する際に、開発してもらいたいシステムの仕様をうまく開発会社へ伝えられない方も多いです。
しかし、システムの内容を明確に伝えられないと、イメージと完成品にギャップが生じてしまいシステム開発自体が失敗に終わってしまいます。
システム開発内容を明確に伝えるためには、依頼前にシステムに求める機能などの仕様を徹底的に整理して書き出すようにしましょう。
この過程で、必要な機能と不必要な機能も明確になるためコスト面の節約にも繋がります。
外注費用だけで依頼先を選ばない
誰しもが、システムの開発費用を抑えたいと考えるでしょう。しかし、開発費用だけで依頼先を選んでしまうと、理想とするシステムが開発されずに本末転倒となってしまうこともあります。
優秀なシステム開発会社の場合には、ある程度の開発費用がかかるのが一般的です。一方で相場よりもはるかに安い開発費用を提示する会社の場合には、エンジニアのスキル自体が疑わしいです。
したがって、システム開発の相場を把握し複数社から見積もりを取り寄せて依頼先を選ぶようにしましょう。
運用後のサポートも視野に入れる
システム開発が終了した後には、運用フェーズへと移ります。実際に運用してみると、追加したい機能や、より使いやすいシステムへと改良したくなるものです。また、システムのバグなどへの対応も必要となってきます。
そのため、システム開発後にもシステム修正やバグの処理などの対応をお願いできるかを事前に確認しておくことも大切になります。
運用後のサポートも考慮して、予算を検討するようにしましょう。
契約内容をきちんと確認する
契約内容をきちんと確認しないままにシステム開発を依頼すると、後々思わぬトラブルが発生する原因になります。
システム開発を依頼する際に交わす契約書は、主に以下の3点です。
- ・請負契約
- ・準委任契約
- ・秘密保持契約(NDA)
請負契約は、「成果物に対して報酬を支払いますよ」という契約です。準委任契約は「システム運用の保守・サポート」に対する契約になります。
また、システム開発を依頼する場合には、重要な内部情報を外部へ漏洩させないための秘密保持契約を必ず締結するようにしましょう。
システム開発を依頼する際の注意点|発注後
続いては、システム開発を発注した後の注意点について確認していきましょう。特に注意したいのは、以下の3点です。
- 1.発注後に作業を丸投げしない
- 2.スケジュール管理をきちんとする
- 3.要件定義書をきちんと確認する
それぞれ、とても大切な注意点なので、よく理解して発注後に思わぬトラブルが発生しないように気をつけましょう。
発注後に作業を丸投げしない
システム開発会社へ、開発を依頼したら納品されるまで任せきりにしてしまう方も多いでしょう。
しかし、「システム開発は丸投げにしてしまうと失敗する」と言われています。
システム開発の一般的な流れであるウォーターフォール型の場合は、システム開発をフェーズごとに完成させていくため、どこかでつまづきが生じても後戻りができなくなります。
そのため、発注者側もシステム開発の進捗具合や開発作業を確認しながら、共にシステム開発をしていくことで、フェーズごとのつまづきを解消できます。
また、システム開発中に思いついた案などを直接伝えられるため、より良いシステムを作れるメリットもあります。
スケジュール管理をきちんとする
システム開発は作成過程で、仕様変更やバグの発生などさまざまな課題に直面します。そのため、「予定していた納期に間に合わなかった」ということもシステム開発業界ではよくある風潮です。
納期が遅れないためにも、発注者側もシステム開発の進捗をきちんと確認し、開発会社とコミュニケーションを密にとるようにしましょう。
また、システム開発は多くの課題を乗り越えた上で完成することを理解して、あらかじめ納期にゆとりを持たせることも重要です。
要件定義書をきちんと確認する
システム開発は、発注者側の要望をまとめた提案依頼書(RFP)を基に開発会社が、どのようにシステム開発を進めていくかをまとめた「要件定義書」を作成します。
要件定義書は、システムを作成するいわば設計図の役割なので、きちんと確認し要望や質問があれば早めに伝えるようにしましょう。
まとめ
今回はシステム開発を依頼する際の注意点について解説しました。注意点は以下の7点です。
【発注前】
- 1.システムに求める仕様を明確に伝える
- 2.外注費用だけで依頼先を選ばない
- 3.運用後のサポートも視野に入れる
- 4.契約内容をきちんと確認する
【発注後】
- 1.外注後に作業を丸投げしない
- 2.スケジュール管理をきちんとする
- 3.要件定義書をきちんと確認する
これらの注意点を参考にしながら円滑にシステム開発を依頼してみてください。
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