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GA4の「AI Assistant」とは?ChatGPT・Gemini経由の流入を確認する方法

GA4の「AI Assistant」とは?ChatGPT・Gemini経由の流入を確認する方法

GA4の「AI Assistant」とは?ChatGPT・Gemini経由の流入を確認する方法のイメージ

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GA4では、ChatGPTやGeminiなど一部のAIアシスタントから来たセッションを、デフォルトチャネルグループの「AI Assistant」で確認できます。ただし、AI経由の訪問がすべてこのチャネルへ入るわけではありません。Google検索のAI OverviewsやAI ModeからのクリックはOrganic Searchに含まれ、参照元が渡らない訪問はDirectになる可能性があります。

そのため、AI流入を把握するときは「AI Assistantのセッション数」だけを見るのではなく、参照元、ランディングページ、Search Console、問い合わせなどの成果を組み合わせて判断します。本記事では、CLOUD SEED BLOGの実測を例に、GA4で確認する手順と、確認できない範囲を整理します。

GA4の「AI Assistant」とは

AI Assistantは、GA4のデフォルトチャネルグループに追加された流入区分です。Googleのデフォルトチャネルグループの公式定義では、ChatGPT、Gemini、Copilot、DeepSeek、Grokなど、既知のAIアシスタントに該当する参照元がこのチャネルへ分類されます。

従来はReferralやOrganic Searchなどに分かれていたAIサービス経由の訪問を、標準レポートでまとめて確認しやすくなりました。独自イベントや新しいタグを追加しなくても、参照元がGA4へ渡り、Googleの分類条件に一致すればAI Assistantとして集計されます。

一方、これは「AI検索からのすべての流入」を示す万能な数値ではありません。AIサービス内のブラウザやアプリが参照元を送らない場合、URLをコピーして開いた場合、検索結果内のAI機能からGoogle検索として遷移した場合などは、別のチャネルへ分類されます。

CLOUD SEED BLOGで確認できたAI流入

CLOUD SEED BLOGのGA4で2026年8月23日〜9月19日の28日間を確認したところ、AI Assistantは7セッションでした。同期間のページビューは2,097、Organic Searchは1,753セッションです。現時点ではAI Assistant単独の流入量は小さく、全体PVを押し上げる規模ではありません。

確認項目2026年8月23日〜9月19日判断
ページビュー2,097サイト全体の閲覧量
Organic Search1,753セッション現在の主要流入
AI Assistant7セッション発生は確認できたが母数は小さい
AI Assistant起点の問い合わせ確認できずセッションだけで成果と判断しない

この数字から「AI流入は効果がない」と結論づけることも、「今後急増する」と予測することもできません。まずは月ごとに同じ条件で記録し、どのページへ到達し、問い合わせや資料閲覧につながったかを確認する段階です。

Search Consoleを含めた計測方法全体は、AI検索の流入・引用を測る方法で整理しています。本記事は、その中でもGA4のAI Assistant確認に範囲を絞っています。

GA4でAI Assistant流入を確認する手順

標準レポートで確認する場合は、次の順に進みます。GA4の画面構成やメニュー名は更新されることがあるため、表示が異なる場合は「トラフィック獲得」または「セッションのデフォルトチャネルグループ」を探してください。

  1. 対象のGA4プロパティを開く
  2. 「レポート」から「集客」「トラフィック獲得」を開く
  3. 期間を確認したい日付へ変更する
  4. 主ディメンションを「セッションのデフォルトチャネルグループ」にする
  5. 表または検索欄で「AI Assistant」を確認する
  6. セッション、エンゲージメント、キーイベントを記録する

前期間比較を有効にすれば、AI Assistantの増減を確認できます。ただし数件単位では、特定の記事が共有された影響や社内確認でも大きく変動します。短期間の増減だけで施策の成否を決めず、少なくとも28日程度の同条件で比較します。

ChatGPTやGeminiなど参照元を分けて見る

AI Assistantというチャネル名だけでは、どのサービスから来たかは分かりません。サービス別に見るときは、トラフィック獲得レポートのディメンションを「セッションの参照元/メディア」へ切り替えるか、副ディメンションとして追加します。

  • AI Assistant:既知のAIアシスタント流入をまとめたチャネル
  • セッションの参照元/メディア:参照元サービスを確認する軸
  • ランディングページ:最初に読まれた自社ページ
  • キーイベント:問い合わせなど、事前に定義した成果

参照元の表記はサービスや利用環境によって異なる場合があります。サービス名を含む行があっても、同じサービスからの訪問がすべて集計されているとは限りません。また、生成AIの回答画面で表示された回数や、回答中に引用された回数は、GA4の参照元レポートでは確認できません。

ランディングページと成果を組み合わせる

AI Assistantが何件あったかだけでは、事業への影響を判断できません。どのページが入口になったか、その後に重要ページへ移動したか、問い合わせを開始・完了したかを確認します。

入口になったページを確認する

ランディングページ別にAI Assistantのセッションを分けると、AIアシスタントから参照されやすいテーマを把握できます。入口が記事ではなくTOPやサービスページの場合もあるため、URL単位で確認します。

記事後の行動を確認する

記事からサービスページへのクリック、問い合わせ開始、問い合わせ受付成功などをイベントで計測している場合は、AI Assistantのセッションと合わせて確認します。個人を特定する情報や問い合わせ本文をGA4へ送らず、記事IDや相談テーマなど、分析に必要な識別値だけを使います。

少数データを過大評価しない

7セッションのうち1件が問い合わせれば高い率になりますが、母数が小さい段階では再現性を判断できません。セッション数、ランディングページ、主要行動の件数を残し、月をまたいで同じ傾向が続くかを確認します。

AI Assistantに含まれないAI検索流入

GA4のAI Assistantだけでは、AI OverviewsやAI Modeを含むGoogle検索内の生成AI機能を分離できません。Googleは、AI OverviewsやAI ModeからのクリックをSearch Consoleの通常の「ウェブ」検索データへ含めると説明しています。GA4では通常、Google検索からの訪問としてOrganic Searchに入ります。

流入・表示主な確認先注意点
ChatGPT・Gemini等からの訪問GA4のAI Assistant、参照元/メディア参照元が渡らない訪問は漏れる
Google AI Overviews・AI ModeからのクリックGA4のOrganic Search、Search ConsoleGA4のAI Assistantとは別
Google生成AI機能での表示Search Consoleの生成AI関連レポート専用レポートではクエリやクリックを確認できない場合がある
AI回答内の引用だけでクリックなしGA4では確認不可ページ流入がなければセッションにならない

GoogleはAI機能とウェブサイトに関する公式情報で、AI機能向けの特別なマークアップや専用ファイルは不要と説明しています。検索で評価される基本を外し、AI向けと称した施策だけを増やすことは避けます。

月次で記録する項目

AI流入の変化を追う場合は、毎回見る指標を固定します。CLOUD SEED BLOGでは、次の項目を月次で比較します。

  • AI Assistantのセッション数
  • AI Assistantの参照元/メディア
  • AI Assistantのランディングページ
  • ランディングページ別のエンゲージメント
  • 記事からサービスページへの遷移
  • 問い合わせ開始と受付成功
  • Organic SearchのセッションとSearch Consoleの表示・クリック

AI Assistantが増えても、Organic Searchや問い合わせが減っていれば全体成果は改善していない可能性があります。逆にAI Assistantが少なくても、Search Consoleで生成AI機能への表示や関連クエリが増える場合があります。チャネルを分けつつ、サイト全体の流入と成果で判断します。

よくある誤解と確認上の注意

AI Assistantが0ならAIに参照されていない

0セッションは、確認期間にAI Assistantとして分類された訪問がなかったことを示します。回答内での表示・引用、参照元が欠落した訪問、Google検索内のAI機能までは否定できません。

参照元にChatGPTがあれば引用回数が分かる

GA4で分かるのはサイトへ到達したセッションです。回答内で何回表示されたか、クリックされなかった引用までを計測するものではありません。

AI流入を増やす専用SEOが必要

現時点でGoogleは、AI機能向けの特別な最適化要件を示していません。検索意図に直接答えること、一次情報を示すこと、重要なページへ内部リンクすること、クロール・インデックス可能な状態を保つことが基本です。llms.txtなどの仕組みを導入する場合も、それだけで表示や引用が増えると断定しないでください。

まとめ

GA4のAI Assistantを使うと、ChatGPTやGeminiなど既知のAIアシスタントから到達した一部のセッションを確認できます。確認時は、AI Assistant、参照元/メディア、ランディングページ、キーイベントを組み合わせます。

ただし、GoogleのAI Overviews・AI ModeはOrganic Search側に含まれ、参照元がない訪問やクリックされなかった引用はGA4だけでは把握できません。AI AssistantをAI流入全体とみなさず、Search Consoleとサイト内の成果計測を合わせて、継続的に判断することが重要です。

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